突如配信停止された『ローラードローム』『オリオリワールド』Steam版、ようやく配信再開。高評価滑走ゲーム、揃って復活

2Kは5月28日、『ローラードローム(Rollerdrome)』および『オリオリワールド(OlliOlli World)』のPC(Steam)版の配信を再開した。

パブリッシャーの2Kは5月28日、『ローラードローム(Rollerdrome)』および『オリオリワールド(OlliOlli World)』のPC(Steam)版の配信を再開した。両作は、今年2月に突如配信停止されており、約4か月経っての復帰となる。

両作は、もともとPrivate Divisionが販売を担当していたが、昨年になって親会社Take-Two Interactiveが同社を売却。今回の配信停止および再開は、同じ傘下にある2Kへの販売元変更にかかわる措置だったとみられる。

『ローラードローム』


『ローラードローム』は、レトロフューチャーな世界観を持つアクションシューティングゲームだ。架空のスポーツ「ローラードローム」のトーナメントに出場し、アリーナステージで敵と戦う。ローラースケートを履いてのアクロバティックなアクションが特徴で、トリック(技)を繰り出すことで弾薬を入手できるなど、TPSゲームプレイと連動したシステムが採用されている。

一方の『オリオリワールド』は、スケボーアクションゲーム『OlliOlli』シリーズの3作目。色鮮やかな世界を巡る中でステージに挑戦し、配置されたオブジェクトなどを活かしてトリック・コンボを決め、複数設定されたステージ目標の達成を目指す。キャラクターの外見やトリック、スタイルのカスタマイズ要素も用意され、ステージ攻略を通じて新たなアイテムなどがアンロックされていく。

『オリオリワールド』


両作は、イギリスに拠点を置くRoll7が開発し、共に2022年にリリース。これに先立って同スタジオは、販売元Private Divisionの傘下に入っていた。しかし昨年11月、親会社のTake-Two InteractiveはPrivate Divisionを売却。これに伴いRoll7は閉鎖された(関連記事)。

当時、Private Divisionが取り扱っていた販売中タイトルおよび未発売の新作の権利について、未公開の売却先にすべて移管されたと報じられていた。ただ、少なくとも『ローラードローム』と『オリオリワールド』に関してはTake-Two Interactiveが保有を続けていたようだ。

今年2月に両作のPC(Steam)版が配信停止された際には、ストアページ上の販売元表記がPrivate DivisionからTake-Two Interactive傘下の2Kに変更。そしてこのたび2Kの手により配信再開された格好となる。これにあたってはアップデートが配信され、起動画面の販売元ロゴがPrivate Divisionから2Kに差し替えられたことが確認されている。


『ローラードローム(Rollerdrome)』のPC(Steam)版、および『オリオリワールド(OlliOlli World)』のPC(Steam)版は現在配信中だ。

なお、『ローラードローム(Rollerdrome)』はXbox Series X|S版が、『オリオリワールド(OlliOlli World)』はNintendo Switch版とXbox Series X|S/Xbox One版も配信停止されているが、こちらはまだ動きがない模様。PC(Steam)版に続き、近く配信再開されることが期待される。両作のPS5/PS4版については引き続き配信中である。

Taijiro Yamanaka
Taijiro Yamanaka

国内外のゲームニュースを好物としています。購入するゲームとプレイできる時間のバランス感覚が悪く、積みゲーを崩しつつさらに積んでいく日々。

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