高評価・工場構築ローグライト『ShapeHero Factory』初の大型アプデ配信スタート。手慣れた人向け「チャレンジモード」などいろいろ実装、遊びやすさもアップ

アソビズムは2月28日、『ShapeHero Factory(シェイプヒーローファクトリー)』にてメジャーアップデートを実施した。チャレンジモードや新ボスなどが新たに追加されている。

アソビズムは2月28日、『ShapeHero Factory(シェイプヒーローファクトリー)』にてメジャーアップデートを実施した。同作はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。2月28日に配信されたアップデートv0.9.0では、チャレンジモードや新ボスなどが新たに追加されている。

『ShapeHero Factory』は、ヒーローの大量生産で大災厄に立ち向かう、工場構築ローグライトタワーディフェンスゲームである。本作の舞台では、魔導書に封じられた大災厄が復活しようとしていた。事態に対して主人公は、魔法のスクロールから生まれる小さなヒーローと、ミニオンたちの力を借りて再封印を試みる。机の上のスクロール上で、災厄との小さく大きな戦いが繰り広げられる。


本作ではヒーローを◯や△といった図形の組み合わせで、組み合わせで生産できる。たとえば、〇と△で人間、〇と□で妖精、作った人間に□を組み合わせると盾を持った兵士が生産可能。本作では生産したいユニットにあわせてラインを整備し、コンテナで図形を運んで大災厄に立ち向かうのだ。要素としては、戦闘勝利時にはランダムな報酬が獲得可能。新しい設備のアンロックやアップグレードによって、工場を強化できる。特性の異なるプレイアブルキャラクターや、恒久的な強化要素なども用意されている。

なお本作では、2024年11月にPC(Steam)向けに早期アクセス配信がスタート。記事執筆時点でSteamのユーザーレビューでは、526件中92%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得している。プレイヤーからは、工場ゲームに上手くローグライトを組み合わせた作品などとして評価されているようだ。

今回のアップデートでは、指摘が多く寄せられていたというインク関連の挙動改善がおこなわれた。パッチノートによるとインク関連設備の仕組みが大幅に改修されており、ミキサーなどは動作方法が変更されて直感的に調整。インク不足時の演出や設備の詳細情報も追加されて、わかりやすくなっている。さらにいくつかのインク関連設備の生産速度向上し、インクエンジンが強化されて初期のスポイト1台あたり3台まで稼働可能となった。研究ツリーの内容微調整も含めて、インクが扱いやすくなっているのだろう。調整内容としては、インサーターの仕組み改修や、図鑑に追加されたヒーローのヒーローツリー上での可視化などもおこなわれている。

またメジャーアップデートとして、新コンテンツも追加された。中・上級者向けのプレイモード「チャレンジモード」では、制約を課された状態での戦いが展開される。同モードのうち「制限されたスクロール」では、ビルドパートでスクロールの拡張ができない状態で戦う。限られたエリアの中での取捨選択などが試されるそうだ。

もう一つの「総力戦」では、敵の全討伐かゲートを破壊されるまで戦う、デスマッチが待ち受けている。最初から全ヒーローレシピが解放されており、ヒーロー生成用モチーフを取捨選択して解放。戦闘自体も激しいため、適切な選択が勝敗を分けるようだ。制限付きのチャレンジモードは、ミニオンマスターとスペルマスターをそれぞれ1回以上クリアすると解放される。今回のチャレンジは2種類となっているが、今後も追加が予定されているのかもしれない。

そのほか追加コンテンツとしては、新ボスとしてブレードを纏ったグラナディウス、卵に関連したナーガ、ゴーレムの3体も登場している。新たな研究ツリーとして「白インクの開発」と「パイプインフラ」が追加。新スペル「サンクチュアリ」は、白インクから生産が可能であるそうだ。

『ShapeHero Factory』はPC(Steam)向けに、通常価格税込2100円で早期アクセス配信中だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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