悪夢ローグライトSTG『NeverAwake FLASHBACK』“フルゲーム化”発表。高評価作品のDLCが、開発するうちに「魔改造」を経て独立タイトルに

Phoenixxおよびネオトロは6月10日、『NeverAwake FLASHBACK』を2025年秋に発売すると告知した。武器やアクセサリを選択しながらランダムなステージを攻略していく、ローグライトSTGである。

パブリッシャーのPhoenixxおよび株式会社ネオトロは6月10日、『NeverAwake FLASHBACK』を2025年秋に発売すると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は未定。本作はもともとDLCとして開発されていたが、盛り込みたい内容が増えた結果、単体で遊べるゲームに発展したそうだ。

『NeverAwake FLASHBACK』は、武器やアクセサリを選択しながらランダムなステージを攻略していく、ローグライトSTGである。

本作の元となる『NeverAwake』は、2022年にSteam版がリリースされた、悪夢系ツインスティックシューターだ。開発を手がけるのは、h.sawatari氏による株式会社ネオトロ。同作の舞台は、目を覚まさない少女の見る夢の中。プレイヤーは主人公のレムを操作し、ソウルを集めることでステージを攻略していく。同作では射撃や無敵付きのダッシュ、回数制限のある強力な攻撃などが使用できる。

さらにレムの性能を強化するアクセサリーや特性の異なる武器も変更可能。アクションや装備を駆使する、嫌いな野菜や歯医者といった少女の苦手なものとの戦いが繰り広げられる。時間経過によってステージが最初に戻り、難易度が上昇していく仕組みも特徴だろう。同作はSteamのユーザーレビューにて、記事執筆時点で133件中95%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。プレイヤーからは初心者でも遊びやすく、上級者向けに歯ごたえの要素を導入した内容などが評価されていた。

本作『NeverAwake FLASHBACK』は、そんな『NeverAwake』の基本的なシステムをベースとしたローグライトSTGだ。本作ではレムが無事に悪夢から目を覚まし、穏やかな気持で日々を過ごしていた。しかし彼女は、再び悪夢にうなされるようになってしまう。悪夢の原因は何なのか。悪夢の世界での戦いが、再び繰り広げられるようだ。

ゲームプレイとしては、プレイヤーはシャッフルされたステージをランダムに遊んでいく。各ステージ間では武器やアクセサリの選択が可能。ビルドを組み上げながら、ランダムな悪夢を攻略していくのだろう。本作ではレムの大切な存在であるガベちゃんが、相棒として参戦。レムとガベちゃんが共闘できるようになっているそうだ。また新要素としては新しいステージやボス、アクセサリなども存在。本作でもマルチエンディングが採用されている。プレスリリースによると、短時間でチャレンジできるゲームプレイが特徴となっているそうだ。

本作は2024年4月に、『NeverAwake』のDLCとして発表。2024年夏にリリース予定とされていた。しかしネオトロのh.sawatari氏のポストによると、本作開発ではなかなか本編と違った手触りにならず苦戦していたとのこと。開発を進めていく中で、中身を魔改造する必要が生じたという。プレスリリースによると、DLCとして開発を続ける中でアイデアや構想など盛り込みたい内容が増えた結果、DLCではなく単体の作品としてのリリースになったようだ。今回は独立したタイトルとしてのリリース告知と、発売時期がアナウンスされた形となる。

また本作関連は、Phoenixxとネオトロが6月14日および15日にゲーセンミカドYouTubeチャンネルにて開催予定の「シュー⼤祭 〜シューティングゲーム⼤感謝祭〜」にコラボ出演予定。本作の情報やネオトロの新タイトル情報などが公開されるそうだ。

『NeverAwake FLASHBACK』は、PC(Steam)向けに2025年秋にリリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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