パーティ構築型ローグライク『ビビッドワールド』Steamにて体験版配信。協力2人プレイ対応・ビルドの自由度アップなど、人気の前作からパワーアップした内容が遊べる

アソビズムは10月3日、『ビビッドワールド(Vivid World)』体験版を配信開始した。本作は、オートバトラー形式のパーティ構築型ローグライクゲームだ。

アソビズムは10月3日、『ビビッドワールド(Vivid World)』体験版を配信開始した。同作はPC(Steam)向けに、2025年第一四半期リリース予定。体験版ではシナリオの序盤などがプレイ可能となっており、2人協力プレイやジェム合成といった新要素も確認できるようだ。なお体験版はWindows用であるものの、製品版はmacOSにも対応予定とされている。

『ビビッドワールド』は、宝石の取得など選択によってパーティを強化してダンジョンを攻略する、オートバトラー形式のパーティ構築型ローグライクである。本作の主人公レムリアは、教室で授業を受けていたはずが、気がつくと周囲に魔物がいた。ダンジョンへと迷い込んだレムリアは、冥界の案内人に導かれ、拾った宝石を使ってダンジョンを進行。冥界に隠された謎や、パーティビルドによるダンジョン攻略が繰り広げられていく。


主人公のレムリアは、宝石を集めてパーティを強化し、ダンジョンを攻略していく。本作ではダンジョン内にて、宝石化したキャラクターたちが入手できる。彼らには固有のステータスやスキルに加えて、シンボルが設定されている。


シンボルとは、パーティ内に一定数同じシンボルを集めると有利な効果が得られる仕組みだ。たとえば、シンボル「ホワイト」を3つ以上集めるとスキル発動時にHPが回復、「貫通」を3つ以上集めるとスキルの威力が上昇する。また本作では、同じキャラクターを3体集めてアップグレードすると、ランクアップによって一回り強いキャラクターへと強化。ランク2の同名ユニットを3体集めると、さらに強力なランク3のユニットへと強化される。ランクアップさせたユニットのシンボルは、パーティに編成していなくともカウントされる点も特徴だろう。本作では強力なバフ効果が得られるシンボルや、ユニットのアップグレードなども考慮して、より強いパーティを編成していくのだ。

ダンジョンの攻略中には3択での取得宝石選択など、判断を問われる瞬間が存在。戦闘をサポートする「ジェム」や、パーティ枠解放や買い物などに使用できるリソースなどといった要素も用意されている。本作ではプレイのなかでいくつもの選択を繰り返し、ダンジョン攻略を目指すわけだ。

 


本作は、国内のゲーム開発会社アソビズムより2021年にリリースされた『ビビッドナイト』の後継作となっている。前作『ビビッドナイト』では、記事執筆時点でSteamのユーザーレビュー1541件中90%の好評を得てステータス「非常に好評」を獲得。オートバトラーの遊びをベースに、1人用のローグライク作品へと仕上げたゲームプレイなどが評価されてきた。売上は14万本を突破しているという。

今回の体験版では、そんな本作の新要素が含めたゲームシステムや、シナリオの序盤などがプレイ可能となっている。新要素としては、宝石に特殊効果を付与できるオーブや、ジェムを合成できるジェム合成が登場。新たに2人協力プレイにも対応しており、ダンジョンを2人で戦略を練りながら進められるという。プレスリリースによると2人用協力モードを含めたゲームプレイや、キャラクター22体、ジェム21種類、オーブ41種類、アクセサリー9種類、ダンジョンイベント6種類が収録されているそうだ。

筆者が少し触った限りでは、チュートリアル相当のダンジョン以外に、全7階層のダンジョンが存在。新要素を含めて、前作を順当に進化させたゲームプレイが体験できる内容となっていた。


『ビビッドワールド』はPC(Steam)向けに、2025年第一四半期リリース予定。体験版は、Steamのストアページから無料でダウンロード可能だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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