Steam国産自由ローグライクRPG『Elin』なんと35万本も売れていた。個人開発で3000円ゲーム、世界で結果を残すコンテンツパワー

『Elin』の開発者であるnoa氏は、売上が約35万本に到達したことを明かした。

Elin』の開発者であるnoa氏は、弊誌のインタビューにて同作の売上が約35万本に到達したことを明かした。また売上の地域別内訳など、興味深いデータを報告している。

『Elin』は、ローグライクをベースとしたオープンワールドサンドボックスゲームだ。フリーゲーム『Elona』の開発者であるnoa氏が、同作の後継作として早期アクセス配信で開発を進めている。本作の舞台となるのは『Elona』から30年前の世界。伝統的ローグライクに近いシステムにクラフト要素やハウジング要素が加わっており、そこに重厚な世界観と物語も組み合わさって、自由で混沌とした自分だけの冒険を楽しめる作品だ。

『Elin』は2024年11月よりPC(Steam)にて早期アクセス配信開始。本稿執筆時点で約7400件のユーザーレビューを集め、うち93%が好評とする「非常に好評」ステータスを得ている人気作だ。数々のアップデートが実施され、一風変わった要素をはじめさまざまなコンテンツが実装されてきた。

今回弊誌がnoa氏とのインタビューの中で『Elin』の売上について尋ねたところ、以下のような回答を受けた。

noa氏:
販売本数は、早期アクセス開始直後の2024年が約20万本、昨年が約15万本、合計でおよそ35万本ほどとなっています。

もともと『Elin』は、発売時のインパクトというより、アップデートを重ねながらじわじわとプレイヤーが増えていくタイプのゲームを想定していました。そのため、宣伝なども特に行っておらず、初動の販売数は驚きでした。Kickstarterのクラウドファンドで広く知ってもらえたのと、熱心な『Elona』プレイヤーが多かったというのが大きかったと思います。

発売直後の勢いが落ち着いた昨年も、販売数は月毎に大きく変わらず安定していました。本来目指していた「持続的なプレイヤー数の増加」という点においては、こちらの方がより重要だと感じています。

いつになるか分かりませんが、「100万人の妹!」(※妹=プレイヤー)というのを、ひそかに目標に掲げています。商業的な意味より、憧れに近い感覚ですね。ファミコン時代からゲームに救われてきた者なので、昔夢中になったタイトルとElinがSteamで同じ画面に並んでいたり、少しでも同じ土俵に近づけるのを、何よりも光栄に感じてしまいます。そして、やはり自分のゲームを一人でも多くの方に遊んでもらえたら嬉しい、というのがあります。

また販売本数の国別内訳についても明かされている。

noa氏:
これまでの累計売上の内訳は、日本が35%、米国が24%、中国が16%、次いで大きく下がってカナダの3%となっています。一方、直近の月の販売数を見ると、米国が33%、中国が16%、日本が15%となっており、欧米での売上が上昇してきています。

前作の『Elona』は海外にコアなプレイヤーが多かったので、今作も世界中のたくさんの国々で遊んでもらえればと思っています。まだ公式で対応している言語が少ないという点もあり、現在は、欧米にターゲットを絞ったPR動画を製作・公開し、プロモーションを行っています。

1年をかけてアップデートを重ねる中で、着実に売上を伸ばしていたことがうかがえる。また『Elona』が人気を博した日本のみならず、最近になって欧米での売上を伸ばしているというのは意外なところかもしれない。早期アクセス配信が続けられる本作の、今後の新展開やグローバルな盛り上がりが注目されるところだろう。

なお弊誌では後日今回のインタビューの全文を掲載予定。気になる人はそちらもチェックしてほしい。

『Elin』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。

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Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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