マルチ対応ローグライトFPS『Rogue Point』発表、Steam向けに2025年早期アクセス配信開始へ。『Black Mesa』開発チーム手掛ける新作、最大4人で協力して戦略を練り作戦を遂行


パブリッシャーのTeam17はマルチ対応ローグライクCo-opシューター『Rogue Point』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。2025年の早期アクセス配信開始が予定されている。

『Rogue Point』は最大4人で協力プレイ可能なPvE形式のFPSだ。舞台となるのは近未来。支配者がこの世を去ったことで、企業に雇われた傭兵たちによる熾烈な企業間戦争が繰り広げられている。プレイヤーはエリート独立自警部隊「Rogue Point」の一員となり、AIが操る他の傭兵部隊に襲撃を仕掛け、火花飛び交う戦場にその身を投じていくことになる。

本作のメインとなるキャンペーンモードはチームでのプレイを前提に設計されており、連携と作戦の立案が重要となる。敵となるのは「MERX」と呼ばれる傭兵デリバリーアプリで集められた傭兵たちだ。近接戦闘が得意な熱狂兵や、遠くからスナイパーライフルで頭を狙ってくる狙撃手、重厚な装備に身を包んだ重装歩兵などが登場。そしてMERXアプリで最高の評価を受ける「ファイブスターズ」と呼ばれるエリート傭兵も敵として立ちはだかる。手ごわい相手の特性や、有効な攻略法を考慮しながら厳しい戦場を戦い抜く必要がある。


プレイすることができるマップは空港、ショッピングモール、オフィス、油田といった場所が存在している。それぞれのマップの構造はプレイするたびに変化するため、ローグライトジャンルのように毎回違ったプレイ体験が楽しめるという。状況に応じて常に冷静で適切な判断を下すことが求められるだろう。

そしてミッションをクリアすることでお金を稼ぎ、装備をアップグレードしていくことができる。最初は拳銃と防弾ベストのみという貧弱な装備であるものの、22種類の武器や11種の支援装備、各種装備アタッチメントが用意されている。お金で欲しい装備を購入することも可能なほか、ランダムでレアな装備も獲得可能な「デッドドロップ」に賭けることもできるという。ミッションを繰り返して装備を整えながら、より多彩な戦略を立案し、困難な作戦に挑んでいく。


開発を手掛けるのはCrowbar Collective。初代『Half-Life』をSource Engineでリメイクしたファンメイドプロジェクト『Black Mesa』を手掛けたチームだ。同作はSteamユーザーレビューにおいて本稿執筆時点で約11万件中95%の好評率で「圧倒的に好評」ステータスを獲得するなど高く評価を受けた作品。『Rogue Point』はそんな同作を手がけた実績のあるチームによって、全く新しい世界観を持つ新作として打ち出される作品となる。

『Rogue Point』はPC(Steam)にて2025年早期アクセス開始予定。