人気コロニー運営シム『RimWorld』新大型DLC「Odyssey」発表。荒廃都市から常に暗闇バイオームまで極限環境勢ぞろい、自作した宇宙船でひとっ飛び

Ludeon Studiosは6月12日、コロニー運営シミュレーション『RimWorld』の有料DLC「Odyssey」および無料アップデート1.6を発表した。約1か月後の配信/実装を見込んでいる。

Ludeon Studiosは6月12日、コロニー運営シミュレーション『RimWorld』に向け、新拡張パックとなるDLC「RimWorld – Odyssey」を発表し、7月頃にリリースすると告知した。また無料アップデート1.6についても案内されている。

『RimWorld』はコロニー運営シミュレーションだ。未開の惑星への入植者たちに指示をあたえ、野生動物や自然災害、敵対的な近隣コロニーによる襲撃などを退けつつ、生存と共同体の発展を遂げていくのが目標だ。また、コロニー運営では人手の確保も重要となる。時折訪れる加入希望者を迎え入れる、あるいは奴隷商からの購入・敵の捕縛と懐柔・けが人の救助などを通じて働き手を増やしていく。

今回発表された「Odyssey」は、2024年にリリースされた「Anomaly」に続く、本作向け有料DLCの有料DLC第5弾となる。「Odyssey」では宇宙船の建造、そして惑星の旅がテーマとなっており、移動式コロニーを作ったり、新たな惑星へと旅立ち資源を持ち帰ったりすることができるようだ。

訪れることのできるバイオームは5つ。永遠の暗闇に覆われ、光るキノコや硫黄を噴き出す噴出孔などが存在する「グロウフォレスト」、戦闘で荒廃した都市の跡地である「スカーランド」、極寒の氷に覆われ、吹雪が吹きすさぶ氷河平原など、それぞれ色濃い特徴をもつバイオームで、新たに冒険をおこなうこととなる。

そのほか、「Odyssey」ではランドマークシステムが新規に追加される予定だ。ランドマークシステムとは、崖やクレバス、島、古代の建物といった各ランドマークが、それぞれのバイオームと組み合わさることで固有の景観を生み出すものと説明されている。マップの生成だけでなく、資源の分布についても影響を及ぼすと言い、ときには巨大な地下空間を構成するようなランドマークも存在するとのこと。マップの探索において、より印象深い地形も生成されていくのだろう。

また動物が40種類以上追加され手懐けたり食べたりすることが可能に。加えて釣りができるようになるなど、アクティビティも充実するようだ。武器の追加やクエストの追加なども予定されているとのことで、内容がてんこ盛りのDLCとなるのだろう。

ちなみに「Odyssey」の発表にあわせ、無料アップデート1.6も発表されている。すでにパブリックベータテスト版がリリースされており、本作所持者はライブラリのプロパティから「unstable」を選択することで1.6の内容を先んじてプレイできる。

なお1.6の正式実装は、「Odyssey」のリリースと同時に、約1か月後の配信を予定している。1.6ではパフォーマンスが改善。さらに壁や床の設置、命令の指示をする指示系ツールにて、ドラッグした際に楕円や斜線を選択可能になった。建築のアップグレードや検索バーの挙動にも改善が施されている。詳細については、公式パッチノート(英語)を確認されたい。

『RimWorld』は、PC(Steam)向けに配信中。有料DLC「RimWorld – Odyssey」は7月頃のリリースを見込んでいる。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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