リズム・メトロイドヴァニア『Rhythm of Resistance』発表。“武器はプレイリスト”、ビートを刻む戦闘&探索ゲーム
NetherMoon Game Studioは7月8日、リズムメトロイドヴァニア『Rhythm of Resistance』をSteam向けに発表。2026年にリリース予定で、ゲームは日本語表示に対応する見込みだ。

デベロッパーのNetherMoon Game Studioは7月8日、『Rhythm of Resistance』を発表した。リリースは2026年を予定している。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応する見込みだ。
『Rhythm of Resistance』は「世界初のリズムメトロイドヴァニア」を謳う2Dアクションゲームだ。舞台となるのは音楽が禁じられた未来の世界。主人公のアリアはディストピアの支配を脱するため、旧時代の遺物であるカセットテープと音楽プレイヤーを手にして、音の力で敵に立ち向かうこととなる。

ゲームプレイは横スクロールのアクションとして進行する。プレイヤーは攻撃、パリィ、回避、アビリティを活用し戦闘をこなしていく。ステージには大聖堂や地下墓地、朽ちた工場などがあり、さまざまな場所を探索していくことになるのだろう。
そして本作では、カセットテープがアイテム兼ゲーム内BGMを変更する要素として登場する模様。カセットテープにはそれぞれ個別のBGMが設定されており、プレイヤーは曲のテンポに従って行動する。曲のテンポは敵やオブジェクトにも適用されるため、カセットを入れ替えてギミックの速度を変更することも可能なようだ。さらにカセットを入れ替えることで隠されたルートなどもあらわになるという。複数トラックを変えつつ進行していき、ダンジョンなどの構造を変えていくこともできるのかもしれない。
このほか、音楽プレイヤーを強化することで新たな能力を開放可能。アリアはプレイヤーが選んだ音に応じて進化していくそうで、音楽は強化システムにも関わるようだ。

『Rhythm of Resistance』を手がけるNetherMoon Game Studioはスウェーデン・カールスタードに拠点を置くインディーゲームデベロッパーだ。本作は同スタジオにとってのデビュー作となっており、2024年に開催されたゲームイベント「The Great Summer Pitch」では受賞作に選ばれるなど、発表前から注目を集めていた。
なお音楽がストーリーにもゲームシステムにも取り入れられた本作においては、スタジオの地元スウェーデンのバンドも登場する。プレスリリースでは2020年にデビューアルバム「Secular Psalms」をリリースしたABU NEINと、2015年に結成されたロックバンドUnderground Fireの登場がすでに告知されている。ゲームの開発の進捗によっては今後も登場バンドがさらに紹介されていくとのこと。本作の発売日といった情報の公開のほかにも、参加バンドの続報についても、注目が寄せられるところだ。
『Rhythm of Resistance』はPC(Steam)向けに2026年リリース予定だ。