人気協力ホラー『R.E.P.O.』大型アプデで「憑依型トランシーバー」実装へ。離れた相手と“目の前で”会話できる

semiworkは12月20日、『R.E.P.O.』の次回のアップデート内容を予告した。

デベロッパーのsemiworkは12月20日、『R.E.P.O.』の次回のアップデート内容を予告した。ウォーキートーキーをはじめとする新要素が登場するようだ。

『R.E.P.O.』は協力プレイ対応のホラーゲームだ。本作には物理演算が導入されており、重さや当たり判定など、ゲーム内のオブジェクトがすべて物理法則に従って動く。プレイヤーの目的は、廃墟から貴重品をなるべく多く持ち帰ること。ステージに点在する貴重品にはそれぞれ値段がついており、落としたりぶつけたりするとその数値がどんどん減ってしまう。プレイヤーは廃墟に蔓延るモンスターたちから逃げるか戦いながら、貴重品を慎重に運ばなければならない。

開発元のsemiworkが週一本のペースで投稿してきた開発ブログ動画。今回は2025年最後の投稿となることが予告済みだ。「コスメティックアップデート」として伝えられている次回のアップデートについて、semiworkの開発者であるPontus Sundström氏から、収録されるさらなる新要素が発表された。

まずはショップに関するアップデートだ。本作では各ステージ間に立ち寄るショップにて、攻略に役立つさまざまなアイテムを購入し、マップに持ち込むことができる。ショップに並ぶアイテムはランダムだが、アップデートによりアイテムの品揃えをリロールするためのマシンが実装されるという。マシンを使うには少量のお金が必要となる模様。

次に、長い間プレイヤーが待ち望んでいた新アイテムとして、ウォーキートーキー(トランシーバー)が紹介された。近接ボイスチャットを実装している本作では、相手の近くにいないと声が届かない仕様。そこでウォーキートーキーを使用することにより、離れた相手とも会話ができるようになるのだ。どちらか一方がアイテムを持ちながらEキーを押すことにより、もう一方が持つウォーキートーキーに意識が転送され、視点が切り替わる。まるで目の前にいるかのようなコミュニケーションが可能となるようだ。

さらに、風を噴射して物体を吹き飛ばす巨大なブロワーなどの新アイテムをはじめ、他にも楽しい要素が多数用意されているとのこと。なお最新のアップデートによりDiscordとの連携要素が強化されたといい、ゲーム内にリッチプレゼンスのオプションを導入。Discordのフレンドを直接ゲームロビーに招待することができるようになった。これまではSteamの招待機能を利用してゲームに参加する必要があったため、マルチプレイで集まりやすくなりそうだ。

動画の結びにて、semiworkからはユーザーへの感謝が伝えられた。Sundström氏によれば、早期アクセス配信を開始した今年2月の時点では、今後何が起こるかまったく想像ができなかったという。結果として本作は空前の大ヒットとなり、スタジオは一夜にして突然倒産の危機から救われたそうだ。同氏は素晴らしいコミュニティができたことを嬉しく思うと話している。

なおSundström氏は『R.E.P.O.』の製品版が来たる2026年にリリースされることについても言及。バージョン1.0のリリースまでにも多くのコンテンツを実装予定だそうだ。まずはユニークな新要素が盛りだくさんとなったコスメティックアップデートの配信を待ちたい。

『R.E.P.O.』は、PC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。Steamウィンターセールの対象になっており、1月6日午前3時まで通常価格の30%オフとなる840円で販売中。

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Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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