『Alan Wake』開発元Remedy、新CEOに「元EA幹部のベテラン」を迎える。新作『FBC: Firebreak』低迷中のスタジオ牽引に意欲

Remedy Entertainment(以下、Remedy)は2月10日、同社の新CEOとして、Jean-Charles Gaudechon氏が3月1日付けで就任することを発表した。

Remedy Entertainment(以下、Remedy)は2月10日、同社の新CEOとして、Jean-Charles Gaudechon氏が3月1日付けで就任することを発表した。Gaudechon氏はかつてElectronic Artsの幹部であった人物だ。

Remedyは『Alan Wake』や『Control』などのタイトルを手がけたことで知られるデベロッパーだ。2025年6月には超常アクションFPS『FBC: Firebreak』を発売。同作は『Control』と世界観を共有するマルチプレイPvE作品として注目を集めていた。当初は発売から10日で累計プレイヤー数が100万人を突破する人気を博していた一方で、ユーザー評価の獲得に苦戦し、瞬く間にプレイヤー人口が減少。大型アップデートを配信するなど巻き返しを図ってきた。

そして同年10月に、同社のCEOを務めていたTero Virtala氏の解任を発表。暫定CEOとして、同社の創業者の一人であり取締役会会長を務めていたMarkus Mäki氏が就任し、同社は今後新たなCEOを選出するための手続きを進めることが告知されていた。Remedyでは『FBC: Firebreak』の売上が低迷したことが報告されており、そうした業績悪化が解任の原因となったとも推測されていた(関連記事)。

『FBC: Firebreak』

そうした中で、今回Remedyは新CEOとしてJean-Charles Gaudechon氏を任命したことを発表した。Gaudechon氏は大手Electronic Artsのほか、『EVE Online』の運営元として知られるCCP Gamesなどの企業で幹部を務めた経歴をもつ人物だ。同氏はメッセージの中で、極めて重要な時期(at a pivotal time)にRemedyに加わることができて光栄だとする気持ちを述べつつ、永続的な価値を築くことでスタジオの規模拡大を目指す姿勢を示している。なお同氏は3月1日付けでの就任となり、それまで間はMäki氏が引き続き暫定CEOを務めるとのこと。スタジオの難局を乗り越えるための起点となることにも期待される。

ちなみにRemedy関連では、同社が手がけた『Alan Wake 2』のPC版がEpic Gamesでの独占販売となったことに対して、業界人の間での議論も発生。Epic Games Publishingがいなければ『Alan Wake 2』は実現していなかったとRemedy側が主張する一幕もあった(関連記事)。作品の販売戦略についても、新たなCEOの元でどのような舵取りがおこなわれていくのかは注目される。

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Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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