『Alan Wake』開発元RemedyのCEOがいきなり辞任。新作『FBC: Firebreak』の売れ行き低迷が報告されるなかで
Remedy Entertainmentは10月22日、同社のCEOを務めていたTero Virtala氏が辞任することを発表した。

Remedy Entertainmentは10月22日、同社のCEOを務めていたTero Virtala氏が辞任することを発表した。
Remedy Entertainmentは『Alan Wake』や『Control』などのタイトルを手がけたことで知られるデベロッパーだ。今年6月には超常アクションFPS『FBC: Firebreak』を発売。同作は『Control』と世界観を共有するマルチプレイPvE作品として注目を集めていた。当初は発売から10日で累計プレイヤー数が100万人を突破する人気を獲得していた一方で、ユーザー評価の獲得に苦戦し、瞬く間にプレイヤー人口が減少。9月には初となる大型アップデートを配信するなど巻き返しを図ってきた。

そうした状況で、Remedy Entertainmentは10月22日、同社のCEOを務めていたTero Virtala氏が辞任することを投資家向けに発表した。Virtala氏自身と同社取締役会の合意にもとづき、同氏は即時解任となる。暫定CEOとして、同社の創業者の一人であり取締役会会長を務めていたMarkus Mäki氏が就任し、同社は今後新たなCEOを選出するための手続きを進めるとのこと。

なおRemedy Entertainmentは今月11日に投資家に向けて、『FBC: Firebreak』の売上が社内目標に到達せず低調であることを認め、業績予想を下方修正していた(関連記事)。今回の発表に際して、Virtala氏が解任となった理由は明かされていないものの、Virtala氏は2016年から約9年間にわたってCEOを務めていた人物であり、業績悪化が一因となった可能性も考えられるだろう。今後就任するCEOのもとでどのような舵取りがおこなわれるのかは注目される。