『Rainbow Six Siege』の「Red Crow」詳細と「第5条」マップ追加発表。2017年も新規コンテンツあり

11月12日から11月13日にかけて開催された『Tom Clancy’s Rainbow Six Siege』(以下、Rainbow Six Siege)のプロリーグ・ファイナルにて、大型アップデート第4弾「Red Crow」の詳細が明らかになった。

11月12日から11月13日にかけて開催された『Tom Clancy’s Rainbow Six Siege』(以下、Rainbow Six Siege)のプロリーグ・ファイナルにて、大型アップデート第4弾「Red Crow」の詳細が明らかになった。またイベント中には2017年も新規コンテンツの提供を続ける旨も発表されている。イベントのライブストリームは『Rainbow Six Siege』の公式Twitchチャンネルにて配信されていた。

新マップの「Skyscraper」は高層ビルの屋上に建てられたヤクザの屋敷となり、和風建築と西欧のモダンデザインをミックスした構造となっている。アタッカーのスポーンポイントは3つ。タワー、ヘリパッド、そしてビルの通気孔。プロリーグイベント中のデベロッパーパネルで紹介された内容によると、通気孔のスポーンポイントからはラペリングで敷地内に向かうとのこと。ラペリング中にディフェンダーからの攻撃を受けると一気に形勢が悪化するため、ハイリスク・ハイリターンのスポーンポイントとなるだろう。

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新オペレーターは特殊部隊「S.A.T(Special Assault Team)」の日本人オペレーター2人。男性ディフェンダーのエコーはディフェンダーとしては初のドローン使いとなる。ドローンのカメラを使って徘徊役や裏取り役にまわるプレイヤーをサポートしたり、ドローンのスタン能力を使ってアタッカーの攻撃の手を止めることができる。ヴァルキリーのカメラとは異なり、ドローンのカメラ映像はエコー本人だけが確認可能だ。またドローンの映像からは敵メンバーをマーキングできないため、チームメイトに敵の位置を知らせるにはチャットや黄色ピンを活用する必要がある。ステータスはアーマーが3、スピードが1となっている。ロードアウトは、メインウェポンとしてショットガンの「SuperNova」とSMGの「MP5SD4」、セカンダリーウェポンとしてピストルの「P229」とマシンピストルの「PM9」、そしてガジェットがシールドとバーブワイヤーになっている。マシンピストルの「PM9」はSASの「SMG-11」に近いが、ACOG(光学照準器)はつかない。

エコーのロードアウト
エコーのロードアウト

女性アタッカーの火花はS.A.Tの訓練生時代に米国のSWATメンバーからレクチャーを受けており、中でもテルミットから受けた影響は大きく、強化済みの壁も爆破できる「X-KAIROS」ランチャーを装備している。テルミットとは異なり、遠距離からのブリーチングが可能だ。いままではテルミットがマッチ序盤で死亡すると、アタッカー側は強化済みの壁や床を突破できない状況に追い込まれていたが、火花の登場によりテルミット一人に頼る必要がなくなる。ステータスはアーマーが1、スピードが3となっている。ロードアウトは、メインウェポンとしてショットガンの「SuperNova」とアサルトライフルの「Type-89」、サブウェポンとしてエコーと同様の「P229」と「PM9」、ガジェットがクレイモアとスタングレネードとになっている。

火花のロードアウト
火花のロードアウト

エコーおよび火花にはシーズンパス所有者限定のコスチュームが用意される。そのほかのオペレーター数名にも「エリートユニフォーム」が追加される予定であり、スレッジの新ユニフォームではブリーチングハンマーが鉄棍棒になるようだ。

発表された新コスメの一部
発表された新コスメの一部

さらにデベロッパーパネルでサプライズとして発表されたのが、シチュエーションモードの「第5条」で登場したバートレット大学をPvP用マップに追加するという知らせ。PvP用に環境破壊要素を増やしているとのこと。窓が多いためグラズを活用しやすいマップとなる。

またアップデート時には「5カリバー制度」という新しい仕様が追加される。これまでは壁に穴に開ける際、どの銃を使っても穴の大きさに差はなかったが、新しいアップデートにより銃の種類、厳密には口径により穴のサイズが変わるようになる。ディフェンダー側はシチュエーションにあわせた武器を選択することで覗き穴の大きさを調整しやすくなり、アタッカー側は穴の大きさからディフェンダーが使用している武器の種類を推測できるようになる。

「Red Crow」の新オペレーターは11月17日にシーズン所有者向けに解禁され、そのほかのプレイヤーには11月24日に解禁される。『Rainbow Six Siege』のリリース時に公開された1年目のロードマップは「Red Crow」で最後となるが、イベント中には2017年に入ってからも新規コンテンツの追加を続けると発表されており、Twitterの公式アカウントでも正式にコメントしている。秋冬にかけてFPS大作のリリースが続く中、根強い人気を誇る『Rainbow Six Siege』からも目が離せない。

Ryuki Ishii
Ryuki Ishii

元・日本版AUTOMATON編集者、英語版AUTOMATON(AUTOMATON WEST)責任者(~2023年5月まで)

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