不穏少女×世紀末サスペンスロマンス『Rain98』正式発表。世界の滅びを望む少女と「儀式」を進める、不穏で奇妙で甘い日々
C#4R4CT3Rは4月13日、『Rain98』をSteam向けに2025年第3四半期にリリースすると発表した。本作は1998年の東京を舞台とした、サイコサスペンス&ロマンスADVだ。

インディーゲームレーベルC#4R4CT3Rは4月13日、『Rain98』を正式発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2025第3四半期にリリース予定。発表にあわせて、Steamのストアページが公開中となっている。
『Rain98』は、1998年の東京で少女とともに世界滅亡の儀式を進める、サイコサスペンス&ロマンスADVである。本作の舞台は、1998年の東京。メインキャラクターの雨原玲奈は、どこが物憂げな謎めいた少女だ。本作でプレイヤーは、不穏で危うい雨原玲奈と共に世界滅亡の儀式をおこなう。20世紀末の東京を巡りながら、二人だけの儀式を進行。孤独な若者たちの選択が、世界の運命を決めるのだという。不穏で奇妙で甘い、世界を滅ぼそうとする少女とのレトロな日々が繰り広げられる。
プレイヤーと雨原玲奈は、陰鬱でチルなアパートの一室で世界滅亡のための奇妙な儀式をおこなう。儀式の詳細については明かされていないものの、本作では雨原玲奈の機嫌を損ねると、突然全てが終わってしまうこともある。そのためプレイヤーは、雨原玲奈に稼いだお金で食事を与えて、常に機嫌を損ねないようにしていくようだ。
また本作では2人だけの儀式を進めながら、世紀末の東京も巡る。雨の渋谷やゲームセンターなどが登場。90年代後半のノスタルジックな東京のカルチャーが体験できるといい、大富豪やUFOキャッチャー、ペットを育てる携帯型ゲームといったミニゲームも用意されているようだ。本作ではおなかとごきげん、所持金といった要素に気を配りながら、滅びを望む少女と時間を過ごすわけだ。


ただし本作は甘いだけではない。ストアページを見る限り、日常には違和感が潜んでおり、雨原玲奈にもなにか秘密があるようだ。どこまでが現実で、どこまでが妄想なのか。チルなLo-Fiサウンドや環境音、光の表現などによって、世紀末に滅びを望む孤独な若者たちが描かれていく。

本作『Rain98』は、C#4R4CT3Rが手がけている。公式X(旧Twitter)アカウントのプロフィールによれば、C#4R4CT3Rは新たな日本のインディーパブリッシャー兼デベロッパー。キャラクターを核とした新感覚インディーゲームレーベルとして、活動しているようだ。発表にあわせて、公式のDiscordチャンネルも設立されている。また本作では、声優の土屋李央さんが雨原玲奈の声を担当している。
『Rain98』は、PC(Steam)向けに開発中だ。