
大陸横断鉄道旅ミステリー『クワイエット急行909号室』発表。列車内で過ごす7日間で“存在しない部屋”の謎に迫る、『ナツノカナタ』開発者の新作
STUDIO 909およびゲームクリエイターのKazuhide Oka氏は9月9日、『クワイエット急行909号室』を発表した。

STUDIO 909およびゲームクリエイターのKazuhide Oka氏は9月9日、『クワイエット急行909号室』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内表示は日本語に対応。発売時期は未定だ。
『クワイエット急行909号室』はシングルプレイのアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは1週間かけて大陸を横断する鉄道「クワイエット急行」に乗り込み、“存在しないはず”の909号室を探しながら旅をする。ただ列車にそのような部屋はなく、乗客も、車掌でさえその存在を知らない。909号室が本当にあるのか、そして何があったのか、列車旅を通して真実に迫っていく。

列車の中ではさまざまな乗客と出会う。部屋の中でお喋りしたり、食堂車で一緒にコーヒーを飲んだりと、乗客の数だけ過ごし方があるという。乗客との交流を通して、彼らの人生を垣間見ることになるのだ。
本作を手がけるのはSTUDIO 909。本作のために発足した開発スタジオだ。ゲームクリエイターのKazuhide Oka氏がディレクターを務め、アニメーターとして活動するミヤハラコウヘイ氏が中心的に作品のアートを担当する。Kazuhide Oka氏は過去に『ガールズメイドプディング』や『ナツノカナタ』などのビジュアルノベルを手がけており、両作はいずれもSteamユーザーレビューで95%の好評率を獲得している。「旅」をテーマの1つとしている点も、複数の過去作との共通点だろう。


なお、本作は経済産業省によるインディーゲームアクセラレーションプログラム「創風」第2期にて、「Project Railroad」の仮題で採択されたタイトル。現時点ではゲームプレイについての情報は少ないが、公開されたトレイラーやスクリーンショットからはローポリテイストで描かれた美しい列車の内装や車窓からの風景を確認できる。どのような作品となるのか、続報に期待したい。
また本作は、9月25日から28日まで開催される「東京ゲームショウ2025」にて初の試遊出展がおこなわれる(一般公開は9月27日および28日)。試遊出展に関する詳細は後日発表されるとのこと。
『クワイエット急行909号室』はPC(Steam)向けに開発中。
