ゾンビ感染者診断シム『Quarantine Zone: The Last Check』ウィッシュリスト数100万件突破。大注目のなかDevolverとのタッグ展開も決定
Brigada Gamesは7月26日、ゾンビ感染者検疫ゲーム『Quarantine Zone: The Last Check』のSteamウィッシュリスト数が100万件を突破したことを発表した。また本作はDevolver Digitalがパブリッシングを手がけるという。

デベロッパーのBrigada Gamesは7月26日、『Quarantine Zone: The Last Check』のSteamウィッシュリスト数が100万件を突破したことを発表した。あわせて、Devolver Digitalとパブリッシング契約を締結したことを報告している。本作の対応プラットフォームはPC(Steam)。Steamストアページによると、ゲーム内は日本語表示に対応予定だ。
『Quarantine Zone: The Last Check』は、検疫をテーマにしたゾンビサバイバルゲームだ。プレイヤーはゾンビパニックが発生した町の検疫官となり、避難所に押し寄せる人々を選別していく。

プレイヤーは検問所にやってくる人々の全身をくまなく観察して、ゾンビウイルスに感染していないかを判断する。身体に噛み傷があれば即アウトだが、咳や出血など判別が難しい症状もある。観察した結果に基づいて、避難を許可するか、隔離して様子を見るか、“処分”するかを決断することが可能。判断に成功すれば報酬が得られる一方で、間違えてしまうと罰金や誰かの悲劇が待っている。ゾンビウイルスの感染者を見逃せば、健康な生存者が全滅する大惨事につながるリスクもある。プレイヤーの選択の一つひとつが、大勢の命運を左右するわけだ。
本作では、基地の運営も重要な要素となっている。プレイヤーは生存者のためにベッドや食料を確保し、限られた資源のバランスを考えながら管理しなければならない。さらに、物資をカートで運搬したり、基地の施設を整備することも必要だ。また定期的に基地を襲撃するゾンビの群れに対しては、ドローンを操作して掃討するシューティングパートも用意されている。そうして集めた生存者を無事に避難させることが、プレイヤーに課せられた使命となる。


この度、そんな本作のSteamウィッシュリスト登録数が100万件を突破したことが発表された。さらに、デモ版のプレイヤー数は150万人を達成したという。デモ版のユーザーレビューは、本稿執筆時点で約2700件中90%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。本作は今年2月に発表されると、動画がSNSで多くのいいねを集めるなど、大きな反響を呼んでいた。それに加えて、デモ版を実際にプレイすることでユーザーの期待が一層高まり、結果としてさらなる盛況を見せているのだろう。
また、今回は本作がDevolver Digitalとタッグを組んで開発が続けられることも明らかになった。Devolver Digitalは、高評価FPS『Mycopunk』やデッキ構築サイコホラー『Inscryption』など、多数の人気インディーゲームの販売を手がけているパブリッシャーだ。それに伴い、本作のリリース予定時期が今年9月から11月に延期となっている。Devolver Digitalとの協力のもと、さらなる品質の向上やコンテンツの拡充を目指し、時間をかけて開発を進めていく方針だという。具体的な発売日や開発状況については、近日中に詳細が発表されるとのこと。ちなみにSteamストアページ表記では本作は日本語表示に対応予定となっており、Devolver Digitalとのタッグによるローカライズ品質なども期待されるところだろう。
『Quarantine Zone: The Last Check』は、2025年11月にPC(Steam)向けに配信予定。デモ版は現在Steamにて配信中だ。