『デトロイト ビカム ヒューマン』開発元、なんと基本プレイ無料の対戦ストラテジーを発表。“これまでとまったく異なる作品”に挑む

Quantic Dreamは10月17日、基本プレイ無料のチーム協力型対戦アクションストラテジー『Spellcasters Chronicles』を発表。『デトロイト ビカム ヒューマン』などを手がけたQuantic Dreamによる新作は、対戦型ゲームとなるようだ。

デベロッパーのQuantic Dreamは10月17日、基本プレイ無料のチーム協力型対戦アクションストラテジー『Spellcasters Chronicles』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。

『Spellcasters Chronicles』は3対3で繰り広げられる三人称視点のアクションストラテジーゲームだ。神々が消え去った世界を舞台とする本作には、魔力源と呼ばれる古代のエネルギーを操る人々「Spellcaster」が登場。プレイヤーはSpellcasterのひとりとして、チームを組み魔力源を争奪する戦いに身を投じることとなる。

ゲームプレイでは、呪文を活かした協力バトルが繰り広げられる。公開されたトレイラーでは、空中に浮かび上がったSpellcasterたちが、呪文を詠唱して大きなモンスターを召喚したり、炎魔法を詠唱して木々の並ぶフィールドごと焼き尽くしたりと、さまざまな種類の魔法を使っている様子が確認できる。そうして支配するエリアを広げていき、塔のような建造物を占領していくようだ。

Spellcasterの役割はサポート、タンク、アタッカーに分かれている。そしていずれの役割でも魔法は7つの系統から50種以上の呪文や召喚術を選択できるという。チームの構成や役割などと相談しつつ、プレイイングにあった魔法を選ぶことができるだろう。なお呪文リストは順次増加していく方針のようで、リリースに向けて、あるいはリリース以降もさまざまな呪文を組み合わせて楽しめそうだ。

本作を手がけるのはQuantic Dream。Quantic Dreamといえば、フランス・パリに拠点を置くゲームデベロッパーであり、モーションキャプチャー事業も手がけている会社だ。過去作品としては『デトロイト ビカム ヒューマン(Detroit: Become Human)』をはじめ、『HEAVY RAIN 心の軋むとき』や『BEYOND: Two Souls』などをリリースしている。いずれも同社の持ち味であるモーションキャプチャー技術や、シングルプレイのタイトルとして紡がれる作りこまれたストーリーなどで高い評価を獲得していた。

そんなQuantic Dreamが、一転基本プレイ無料の対戦アクションストラテジーを手がけるかたちだ。『Spellcasters Chronicles』については、制作発表をおこなった公式サイトにて「これまで手がけてきたものと大きく異なる(very different from what we have done so far)」と述べられており、同社にとって新たな挑戦である旨が伝えられている。

なおQuantic Dreamは2021年に「スター・ウォーズ」シリーズのアクションアドベンチャーゲーム『Star Wars Eclipse』を発表している。今回の発表にあわせ、同作についても開発を継続していることが明かされている。

Spellcasters Chronicles』はPC(Steam)向けに基本プレイ無料にてリリース予定だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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