最大16人・隠れ鬼ごっこPvP『Light Bearers 2』Steamで基本プレイ無料配信開始。評判上々
FAT BOMB STUDIOSは3月22日、『Light Bearers 2』を基本プレイ無料で配信開始した。非対称オンラインかくれんぼゲーム『Light Bearers』の続編だ。

デベロッパーのFAT BOMB STUDIOSは3月22日、オンラインかくれんぼゲーム『Light Bearers 2』を配信開始した。本作は、PC(Steam)向けに基本プレイ無料にて配信中。
『Light Bearers 2』は、2018年にリリースされ高い評価を獲得した非対称オンラインかくれんぼゲーム『Light Bearers』の続編だ。プレイヤーは、ライトベア(Light Bear)もしくはシャドウベア(Shadow Bear)となり、隠れたり追いかけたりしてそれぞれの勝利条件を目指すこととなる。
本作のゲームプレイは、ホストサーバーの設定によって最大16人のマルチプレイに対応。各ラウンドではランダムに1人のプレイヤーがシャドウベアに選ばれる。そのほかのプレイヤーはシャドウベアに感染しないようマップ上に配置されたオブジェクトにインタラクションして隠れたり、ダッシュして逃げたりすることで、最後にライトプール(Light Pool)から脱出できれば勝利となる。プレイヤーは無制限の壁ジャンプや、下り坂でのスライディングなど機動力が高めに設定されており、かくれんぼと鬼ごっこが融合したようなハイテンポなゲームプレイが特徴だ。
シャドウベアは、マップ上に配置されたワープポイントにアクセスしてワープしたり、数秒ごとにしゃがんでないライトベアを壁越しに見つけることが可能。また、それぞれ能力の異なる25種類のシャドウベアが用意され、クールタイム制のスキルを駆使してライトベアを感染させることでシャドウベアを増やしていく。すべてのプレイヤーをシャドウベアに感染させることができれば勝利となる。


本作ではホストサーバーを設定する際に、前作に準じた「レガシーモード」と、今作からの「カオスモード」の選択が可能。「カオスモード」では、無制限ダッシュが可能となり壁ジャンプの精度も向上し、シャドウベアによっては空中を自由に飛ぶこともできるようだ。プレイ可能なマップは、リマスターされた前作の17マップに加え、新たに12マップが追加された。
なお本作は基本プレイ無料で配信されているものの、税込1500円のフルゲームDLCを購入することで7種類の新シャドウベアや装飾アイテムなど、さまざまな要素をアンロック可能。試合設定などの組み合わせを細かく変更可能でリプレイ性を高められる「Chaos Infusions」システムも利用でき、合計6647通りの組み合わせが存在するという。
本作はSteamユーザーレビューにて、本稿執筆時点で42件中97%がおすすめとする「好評」を獲得。母数は少ないながら、改善されたメカニズムや追加されたコンテンツのほか、知らない人とも楽しめるゲームプレイが好評のようだ。また、ホストがフルゲームDLCを導入している場合、そのほかのプレイヤーもDLCアイテムを体験できるシステムも評価されている。前作『Light Bearers』は、約1200件中89%がおすすめとする「非常に好評」ステータスを獲得しているため、本作の今後の盛り上がりにも注目されるところだろう。

ちなみに、開発を手がけるFAT BOMB STUDIOSはインディーゲーム開発会社だ。スタジオのデビュー作である『Quantum Lock』が、ソースコードにアクセスできなくなったという理由により販売停止されるというユニークな出来事でも話題になった(関連記事)。とはいえ、過去に配信された『Light Bearers』や『Get Stuffed!』などのタイトルはいずれも高評価を獲得しており、非対称マルチプレイゲームの分野で高い技術力と独自性を発揮するスタジオと言えそうだ。
『Light Bearers 2』は、PC(Steam)向けに基本プレイ無料にて配信中。すべてのシャドウベアや、160種類以上のコスメティックアイテムが追加されるフルゲームDLCは税込1500円で導入可能だ。