Paradox Interactive内のレーベルParadox Arcは9月27日、Game Riverが手がける『Mechabellum』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。
『Mechabellum』はオンライン対戦対応のオートバトル戦術ゲームだ。舞台となるのは、植民地化されたばかりの惑星ファー・アウェイ。プレイヤーはメカ軍団の司令官として、戦車や戦闘機、人型メカや空中戦艦などさまざまな機械ユニットを率いて、敵軍と戦いを繰り広げる。
本作のバトルはラウンド形式で進行する。配置フェーズでは、コスト内でユニットを戦場の好きな位置に配置することが可能。配置が終わると自動でバトルが繰り広げられ、一方のユニットが全滅すると1ラウンドが終了。残存ユニットに応じて相手のHPにダメージが与えられ、新たなラウンドへ移行する。そうしてどちらかのHPがゼロになるまでラウンドを繰り返していく。
原則として、一度配置したユニットはラウンドが変わると復活し、位置を動かしたりすることはできない。プレイヤーは前回のラウンドの戦闘結果を踏まえつつ戦術を考え、新たなユニットの配置や既存ユニットのアップグレードを実施。徐々に激しさを増す戦いを切り抜けていくことになる。
ゲームモードはまずシングルプレイ用として、AIと戦うサバイバルモードが存在。徐々に強くなる敵軍を相手に、規定回数のラウンドを勝ち抜くことを目指していく。またマルチプレイ向けとしては1対1の対戦モードのほか、2対2のチーム戦や、4人乱闘モードが用意。また観戦モードも存在しており、ほかのプレイヤーの戦いをリアルタイムで見守ることができるほか、どちらが勝つか“賭け”をおこなうことが可能となっている。
本作はSteamにて2023年5月より早期アクセス配信が開始されていた。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で約8200件中84%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。ユニット同士の相性が重要なバトルの戦略性や、ロボットのデザインなどのグラフィック面が好評を得ている。また1試合が数十分ほどで終わりバトルも自動で進行するため、手軽に遊べる作品であるとして評価する声も見られる。
今回、そんな『Mechabellum』が正式リリースされた。また正式リリースにともない、本作のシーズン制が開始されている。今後は3か月ごとにシーズンが切り替わり、新たなスキンなどが入手できる報酬ツリーが提供されるという。さらにランクシステムも開始されており、戦闘力を上げていくことでさまざまなランクを目指すことができるようになっている。またアプデにより2体のエキスパートが追加されており、そのほかUIの改良などもおこなわれている。
なお弊誌では、本作『Mechabellum』についてプレイレポート記事を掲載している(該当記事)。興味のある方はチェックしてみてほしい。
『Mechabellum』はPC(Steam)向けに配信中だ。価格は税込1700円で、ゲーム内は日本語表示に対応している。また現在リリース記念セールがおこなわれており、10月4日まで30%オフとなる税込1190円で購入可能だ。