パネル組み合わせ計算パズル『Puzzle Chambers』がSteamにて期間限定で無料配布中

GrabTheGamesは9月15日、Entertainment Forgeが手がける『Puzzle Chambers』の無料配布を期間限定で開始した。

パブリッシャーのGrabTheGamesは9月15日、Entertainment Forgeが手がける『Puzzle Chambers』を期間限定で無料配布を開始した。対応プラットフォームはPC(Steam)で配布期間は9月20日午前2時まで。ライブラリに追加しておけば、配布期間終了後も無料でプレイすることが可能だ。ちなみに定価は税込350円の作品だ。

『Puzzle Chambers』は、密室から脱出するためにパズルを解いていくパズルアドベンチャーゲームだ。主人公となるのは見知らぬ部屋で目覚めたFreddy。同じ境遇の生存者と出会い、パズルを解けば先へ進めることが伝えられる。また、生存者全員が超能力を持っており、床に落ちている数字パネルは超能力で動かせるという。ここはどこなのか、なぜ連れてこられたのか、70のパズルを解き脱出を目指すのだ。

ゲームプレイは、ポイント&クリックのようなアドベンチャーゲームとして進行。各部屋では会話イベントが繰り広げられ、プレイヤーは床に散らばっている数字パネルを、数字が書かれたマス目にドラッグして配置していく。パネルをすべて配置し、右上のチェックレバーをクリックして正解していれば扉が開き、扉をクリックすると次の部屋へと進んでいく。左上のボタンをクリックすると、配置したパネルのリセットや、回数制限のあるヒントを使用することも可能だ。オプションではヒントの回数制限を無効化することもできる。

パズルのルールとしては、数字のマス目に同じ数字を置くというシンプルなもの。1と書かれたマス目には1のパネルを置くわけだ。また、数字の書かれていないパネルはワイルドカードとしてどこにでも置くことが可能。これだけなら簡単に思えるが、先へ進むと周囲の数字を増減する計算パネルが登場する。計算パネルもどこにでも置くことができ、方向と加減算される数字が記載されている。つまり、計算結果がマス目と同じになるように数字を配置していくわけだ。減算することで数字パネルがワイルドカードになったり、計算パネル同士でも増減するといったルールも活用し、先へ進むほどに複雑になるパズルを解いていくのだ。

また、各部屋で繰り広げられる会話劇も本作の魅力。ゲーム内で主人公からも発言があるように、本作は映画「CUBE」のようなシチュエーションスリラーだ。一緒に行動することになる生存者のほかに、敵対する生存者と出会うこともあり、シリアスなシーンも描かれる。一方で主人公は空気を読めないとぼけたキャラクターなので、どこかコミカルな雰囲気も漂うのも特徴だろう。なお、本作は日本語には非対応ながら、会話劇は比較的簡単な短い文章で繰り広げられるので翻訳アプリなどを使えば理解するのは難しくはないだろう。

本作は2017年12月にリリースされ、Steamユーザーレビューでは55件のうち、74%が好評とする「やや好評」ステータスを獲得。シンプルながらも複雑な計算パズルや、ユーモアがありつつ謎のあるストーリーが興味を惹かれるとして一定の評価を得ている。

そんな本作が9月15日より無料配布が開始された。本作を手がけたEntertainment Forgeは、現在ホラーゲーム『Dreadwoods Gatekeeper』を開発中。近日中に新たなトレーラーが公開予定となっており、それに合わせて最初に手がけた『Puzzle Chambers』を無料配布したそうだ。本作をプレイして興味を持った人はチェックするのもいいだろう。

『Puzzle Chambers』はPC(Steam)にて9月20日午前2時まで無料配布中。ライブラリに追加しておけば、期間終了後も無料でプレイすることが可能だ。

Haruki Maeda
Haruki Maeda

3DアクションRPGと犬をこよなく愛するPCゲーマー。『フォールガイズ』のようなわちゃわちゃ系も大好きです。

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