『PUBG』、ヒロインが「銃器そのまんま」な恋愛シムを無料公開中。イメージだけ擬人化、出てくるのは銃
KRAFTON JAPANは4月1日、『PUBG: BATTLEGROUNDS』公式サイトにおいて『Winner Winner Romance Dinner』を無料公開した。「銃器」が相手となる異色の恋愛シミュレーションゲームだ。

KRAFTON JAPANは4月1日、『PUBG: BATTLEGROUNDS』公式ウェブサイトにおいてスマホ専用ブラウザゲーム『Winner Winner Romance Dinner』を公開した。本作はエイプリルフールを記念した、相手が「銃器」となる異色の恋愛シミュレーションだ。
本作の舞台はErangel市のアーマリー高校。文化祭の前夜祭に、桜の木の下でグレネードの安全ピンを交換すると恋が実るという伝説が広く信じられている。プレイヤーはごく平凡なブルーゾーン耐性がある高校生となり、ヒロインである各銃器とロマンスを繰り広げていく。
メインヒロインはすべて、『PUBG』のゲーム内に登場する銃器をモチーフ。ブルパップ式アサルトライフルのAUG、投擲武器で牽制にも使える火炎瓶、馴染み深いアサルトライフルのAKM、ボルトアクション式SRであるKar98kの四丁となっている。


これまでには『ドールズフロントライン』シリーズなど銃器を擬人化したキャラが登場するゲームや、『Boyfriend Dungeon』など武器を擬人化した恋愛シムもあったが、『Winner Winner Romance Dinner』がそれらと一線を画すのは、立ち絵がそのまま銃火器であることだ。“イメージ画像”として擬人化された姿も用意されているが、ゲーム内ではあくまで恋愛する相手は銃。なかなかハードコアな恋愛シムと言っていいだろう。


学園中の人気者できまぐれなAUG、幼馴染枠でツンデレな火炎瓶、見た目は暗いけどスコープ(メガネ)を外すと意外に可愛いKar98kなど、銃器の特徴とマッチしたキャラ付けもなされている。また、よく見るとスキンも可愛くアレンジされている。銃器そのままであることに慣れさえすればヒロインとして非常に魅力的……かもしれない。


ゲームシステムとしてはオーソドックスな恋愛シムで、選択肢によって各キャラの好感度が増減する仕組みだが、マイク機能を使ったミニゲームも用意されている。プレイヤー自身が声を出すことによって、さまざまなミニゲームを楽しむことができるわけだ。エイプリルフールの無料ブラウザゲームながら凝っており、これには共同開発に携わるReLU Gamesの存在が関係しているようだ。

ReLU GamesはKRAFTON傘下のゲームスタジオで、代表作に『魔法少女☆可愛いラブリー★ずきゅんどきゅんばきゅんぶきゅん☆ルルピン』がある。同作はプレイヤー自身がマイクに向かって実際に呪文を唱えることで物語が進んでいくADVであり、本作にもその技術が応用されているのだろう。
『PUBG』はこれまでエイプリルフール企画にも力を入れていたが(関連記事)、今回はゲーム外でのWebコンテンツという珍しい施策となった。近年KRAFTON傘下ではさまざまなデベロッパーが頭角を現しており、エイプリルフール施策においてもPUBG STUDIOS以外の傘下デベロッパーに見せ場を与える狙いがあるのかもしれない。
また、本作リリースに合わせて『PUBG』では特別なゲーム内イベント「愛の力」も開催される。プレイヤーは「一緒にプレイしたい人に友達招待メッセージを送る」「クランメンバーと15分以上生存する」などの協力ミッションを遂行することで、イベントトークン、BP、ハンターチェスト、キー、密輸品クーポンなどさまざまな報酬を獲得できるようだ。このイベントは4月8日まで実施される。
『Winner Winner Romance Dinner』はPUBG公式ウェブサイトにて4月29日まで配信中。スマホ専用であるため、注意されたい。