『グランツーリスモ7』新アプデ後に“車ウキウキバウンド”現象発生中。いきなりロケット射出されたり、空中回転したり荒ぶる車たち
ソニー・インタラクティブエンタテインメント/ポリフォニー・デジタルは7月24日、『グランツーリスモ7』に向けてアップデート1.49を配信開始。車両挙動シミュレーションモデルに大幅なアップデートがおこなわれた。一方でその影響か、特定のカーセッティングをおこなうと車両が派手に宙を舞うといった、怪現象がさまざま報告されている。開発元では修正に向けて現在調査中だそうだ。
本作は、SIE傘下のポリフォニー・デジタルが手がけるレーシングゲーム『グランツーリスモ』シリーズの最新作だ。対応プラットフォームはPS5/PS4。世界中の60以上の自動車ブランド・400車種以上の車のほか、実在・架空含め多数のロケーション・レイアウトのコースを収録している。
本作は2022年の発売以来、数々のアップデートにより新たな車種やコースなどが実装されてきた。直近では7月24日にアップデート1.49が配信開始。6台の新車種および新コース「アイガー」が実装されたほか、車両挙動シミュレーションモデルに大幅なアップデートがおこなわれた。おもにサスペンション挙動モデルおよびタイヤの物理演算モデルのアップデートによって、コーナリング時の姿勢変化がより自然になることを目指したという。またタイヤの応答性の向上に加えて、発熱と摩耗の関係もよりいっそうリアルに進化しているとアピールされていた。
一方でアップデートの影響か、奇天烈な不具合も発生しているようだ。アップデート後にはユーザーから、車がぴょんぴょんと跳ねたり突如勢いよく吹き飛んだりと、異常現象の動画やスクリーンショットが多数投じられている。フォルクスワーゲン サンババスが吹き飛ぶ不具合の報告が散見されるほか、カーセッティングにおけるサスペンションなどの調整によって、さまざまな車種で発生するようだ。セッティングによってはぐるぐると空中を回り続ける現象も発生する模様。
開発チームもこうした状況を把握しているそうで、本作公式Xアカウントは現在調査中であると告知。カーセッティングにて特定の設定をおこなうことで、意図せぬ車両の挙動が発生する状況だという。ユーザーへの謝罪も綴られている。
『グランツーリスモ7』のアップデート後にてカーセッティング次第で発生するという“車両の荒ぶり”。不具合であり今後修正に向かうとみられるものの、リアルさを持ち味とする本作にて突如発生したシュールな怪現象として、一部ユーザー間では楽しまれている様子だ。とはいえまともに運転できなくなるほど派手な不具合ということもあり、修正も待たれるところだろう。
『グランツーリスモ7』はPS5/PS4向けに発売中。