マインスイーパ×ピクロスなゲーム『Proverbs』“中毒性高め”としてSteam好評率100%スタート。5万以上のタイルをのんびりひたすら塗り分け、「小まめな達成感」で黙々と遊べると評判

Divide The Plunderは11月8日、『Proverbs』をSteamにてリリースし、さっそく好評を得ている。『ピクロス』と『マインスイーパー』を融合させたというパズルゲームだ。

デベロッパーのDivide The Plunderは11月8日、『Proverbs』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ゲーム内は日本語表示に対応している。本作はさっそく好評を集めており、本稿執筆時点のSteamユーザーレビューにて好評率100%を記録している。

『Proverbs』は、『ピクロス』と『マインスイーパー』を融合させたというパズルゲームだ。本作の題材となるのは、16世紀の西欧の画家ピーテル・ブリューゲルの作品「ネーデルラントの諺」だ。盤面は5万4000以上のピースからなる巨大なパズルとなっている。プレイヤーは独自のルールに従ってマス目に色を塗りつつ、絵に隠された謎を解き明かしていく。


本作には、正方形のタイルが敷き詰められた広大な盤面が用意。プレイヤーはそれぞれのタイルを、明るい色か暗い色のどちらかに塗ることができる。盤面にところどころに配置されている数字は、数字があるマスおよびその周囲の計9マスに含まれる、明るいタイルの数を表している。たとえば数字が9なら数字の周りはすべて明るい色で塗ることができ、0ならばすべて暗い色で塗るわけだ。ただし盤面は複数の領域に分けられており、数字はあくまで同じ領域のタイルのみに関係している。そしてひとつの領域をすべて正しく塗ると、その部分は完成。該当エリアの彩色された絵が表示される仕組みだ。

そんな本作で扱われているブリューゲルの絵画「ネーデルラントの諺」はその名のとおり、現在のオランダとベルギーを含む地域である、ネーデルラントのことわざがモチーフとされている。絵のなかには100以上のことわざが描かれているといい、本作では特定のことわざが描かれている領域を完成させると、そのことわざと意味が表示される。たとえば本作で絵画の左下のあたりを完成させると、悪魔を縛りあげている女性の姿が登場。「悪魔でさえ枕に縛りつける」ということわざと、「頑固さは何をも克服する」という意味が表示される。そうして西欧の古くから伝わることわざを学んだりしつつ、気の向くままに盤面を埋め、絵の完成を目指すのだ。

 


本作は10月5日にSteamにてデモ版が配信され、11月8日に製品版がリリースされた。Steamユーザーレビューでは、本稿執筆時点で40件中100%が好評とする「好評」ステータスを獲得。まだレビュー数は控えめながら、非常に高い好評率を得ている。

レビュー内容では、ゆったりマイペースで遊べる作品として本作を評価する声が見られる。盤面が非常に大きく、急かされるような要素もないため、時間をかけてじっくり遊んでいるプレイヤーが多いようだ。また盤面の領域は細かく分けられているため、プレイ中こまめに達成感が得られるとする意見も。そのほか明かされていくことわざの面白さなども好評を集めている。全体として、ゲームプレイの中毒性が高いとする意見が多く見られる。本作にはヒント機能もあるため、あまり深刻に詰まるようなこともなく、リラックスしながら好きなだけ楽しめるゲームプレイがプレイヤーたちを惹きつけているようだ。

『Proverbs』はPC(Steam)向けに配信中だ。ゲーム内は日本語表示に対応している。

Akihiro Sakurai
Akihiro Sakurai

気になったゲームは色々遊びますが、放っておくと延々とストラテジーゲームをやっています。でも一番好きなのはテンポの速い3Dアクションです

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