『PUBG』生みの親が手がける新作サバイバル『Prologue: Go Wayback!』オープンベータ開始。“数十億通り”広大マップでの過酷環境体験

PLAYERUNKNOWN Productionsは8月12日、『Prologue: Go Wayback!』のオープンベータテストを開始した。

PLAYERUNKNOWN Productionsは8月12日、『Prologue: Go Wayback!』のオープンベータテストを開始した。対応プラットフォームはPC(Steam/Epic Gamesストア)。本ベータテストは、年内に予定されている早期アクセス配信開始までの間、新要素などを追加しながら継続的にアップデートされていくとのこと。

『Prologue: Go Wayback!』は一人称視点のサバイバルアドベンチャーゲームだ。プレイヤーは広大な大自然の中に放り出され、古びた地図とわずかな道具だけを頼りに、助けを呼ぶことができる気象台を目指すことになる。地図は地形を示してくれるだけで、ルートを教えてくれるものではない。食料や水の確保、体温の維持など、生死を分ける要素はさまざまだ。時には嵐に果敢に挑むのか、それとも過ぎ去るのかといった決断も必要となる。

本作のマップは機械学習を用いて生成されるため、地形がプレイするたびに変化する。1つのマップの広さは実に64平方キロメートルにもおよぶという。製品版では自動生成される数十億ものパターンで遊ぶことができ、毎回リアルで新鮮なサバイバルが味わえるようだ。

本作を手がけるPLAYERUNKNOWN Productionsは、一世を風靡したバトルロイヤルシューター『PUBG: BATTLEGROUNDS』(旧PlayerUnknown’s Battlegrounds)の生みの親としても知られるPlayerUnknownことBrendan Greene氏が率いるスタジオだ。同氏は2019年にのちに本作へとつながるプロジェクト「Prologue」を発表した(関連記事)。その後2021年に所属していたゲーム会社KRAFTONから独立し、PLAYERUNKNOWN Productionsを設立。そこから本作の開発が本格的にスタートしたとみられる(関連記事)。

そんな本作について、8月12日からオープンベータテストが開始された。なお、今回デモ版が削除された代わりか、オープンベータテストには現時点では明確な期間が設けられていない。年内に予定されている早期アクセス配信開始までの間、新要素などを追加しながら継続的にアップデートされていくとのこと。Steamではストアページからアクセスをリクエストすることで、またEpic GamesストアではOpen Betaのゲームを入手することで誰でもプレイすることができる。発売前にいち早く本作を体験してみてはいかがだろうか。

なお、本作はスタジオが構想する「Project Artemis」の一環として開発されている。Project Artemisは何百万ものプレイヤーが同じオンライン空間を共有できる、大規模マルチプレイヤーサンドボックスプラットフォームだといい、本作はその基盤となる3つのゲームのうちの1作目とのこと。前述したマップの自動生成についても、プレイヤーが探索可能な大規模環境をUnreal Engine 5で素早く形にするための研究の表れだそうだ。ちなみに、これまで配信されていたデモ版では、『PUBG: BATTLEGROUNDS』のとあるマップを再現したシードも登場していた。同作での開発経験などもさまざま活かされている模様だ。

『Prologue: Go Wayback!』はPC(Steam/Epic Gamesストア)向けに、年内発売予定。現在オープンベータテストが開催中。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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