『ポケポケ』トレード機能が刷新へ。もっと気軽に交換できるように大幅改修予定

株式会社ポケモンは2月1日、『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』のトレード機能について、2025年夏から秋にかけて改修を計画していることを発表した。トレードメダルの廃止など、予定されている改修内容も明かされている。
『ポケポケ』は、トレーディングカードゲーム「ポケモンカードゲーム」を題材としたデジタルTCGだ。iOS/Android向けに基本プレイ無料(アプリ内課金あり)で配信中。本作ではポケモンカードのコレクションを楽しむことができるほか、オンライン要素も用意されている。フレンド機能や対戦のほか、ほかのプレイヤーが開封したパックで出た5枚のうち1枚をランダムで獲得できる「ゲットチャレンジ」といったシステムも備わっている。
そして『ポケポケ』におけるトレード機能は1月29日に実装された。トレードにはいくつかの条件が設けられており、まずトレードする際にはフレンド同士でしかできない。加えて、同レアリティのカードのみがトレード可能で、トレード可能なカードのレアリティは◇1~4および☆1まで。また◇3以上のカードのトレードには「トレードメダル」が必要、などといった制約が設けられている。

一方で今回『ポケポケ』公式は、2025年夏から秋にかけての改修計画を発表。このなかではまず、トレードメダルが廃止されることが明かされた。廃止に伴って、♢3・♢4・☆1のカードのトレードには既存の別のリソース「ひかりのすな」が消費される仕組みとなる。ひかりのすなは、拡張パックの開封などの際に、入手したカードが図鑑に登録済みだった場合、自動的に付与されるリソースだ。現状ではエフェクトの入手に必要なアイテムながら、トレードでの用途が追加されることを考慮し、提供量を増やすことが検討されているとのこと。機能変更に伴って、既に所持している「トレードメダル」は、アイテムの廃止時に「ひかりのすな」に変換できるようになる見込みだ。
またトレードには、自分の欲しいカードをゲーム内で公開できる機能が追加予定。現状ではトレードを申し込む際には「提案」という形で送るカードをまず提示し、相手から提示されたカードを確認してからトレードが成立する仕組みになっている。ユーザーからは、ゲーム外でコミュニケーションの取れるフレンドでないと、トレードしたいカードを指定できないといった課題も指摘されていた。新たな機能によって、ゲーム内でプレイヤー同士のカード交換がこれまでよりスムーズになるそうだ。
このほか☆2のカードのトレードや、特定のプロモカードの再入手についても、別途検討を進められているそうだ。ユーザーのフィードバックを反映しつつ、調整がおこなわれていくのだろう。トレードの改修についての実装時期も含め、続報にも注目したい。
『Pokémon Trading Card Game Pocket(ポケポケ)』はiOS/Android向けに配信中だ。