『ポケモンスリープ』、開発元SELECT BUTTONが離脱へ。株ポケとポケモンワークスの共同運営に順次移行


株式会社ポケモンは11月12日、『ポケモンスリープ』の開発体制の変更について発表した。これまで株式会社ポケモンと株式会社SELECT BUTTONの共同開発・運営がおこなわれてきたものの、今後は株式会社ポケモンと株式会社ポケモンワークスでの運営に徐々に移行されていくという。

『ポケモンスリープ』は、ポケモンを題材にした睡眠時間管理アプリだ。iOS/Android向けに2023年7月より基本プレイ無料で配信されている。本作の舞台となるのはカビゴンが眠る島。ユーザーはこの島にて、ネロリ博士とともにポケモンの睡眠を研究していくことになる。ユーザーがスマートフォンを枕元に置いて寝ることで、本アプリは睡眠を計測・記録・分析してくれる。そして、ユーザーの睡眠に基づいたポケモンのコレクション要素などの遊びが用意。睡眠を介してポケモンを育てたり、カビゴンを1週間の中で大きくしたりと、育成要素を楽しめる。


今回、『ポケモンスリープ』の開発体制の変更が案内された。これまで本作は株式会社ポケモンと、国内の小規模開発チームである株式会社SELECT BUTTONの2社が開発・運営をおこなっていた。一方で今後は株式会社ポケモンと、株式会社ポケモンワークスでの運営に徐々に移行していくという。長期運営を見据えた判断だそうだ。

ポケモンワークスといえば、先日11月8日に公式サイトがオープンされた開発チーム。株式会社ポケモンと株式会社イルカによるチームであり、ポケモンにだけフォーカスし、ゲームだけでなく「ポケモンHOME」のようなサービスを開発すると告知されていた。今後『ポケモンスリープ』の開発・運営も、SELECT BUTTONからポケモンワークスに移管されていくようだ。

これまで1年以上『ポケモンスリープ』の開発・運営を手がけてきたものの、離脱する格好となるSELECT BUTTON。なお過去には同社のスタッフがX上で、ユーザーから攻撃的な発言が寄せられていることに苦言を呈する様子も見られた。『ポケモンスリープ』は大規模なユーザーベースを抱える作品であり、株式会社ポケモンとしては、より開発規模を拡大して、長期的な展開を見据える方針があったのだろう。