「ポケモンZA命がけ写真部」なる活動が大ブームに。撮ってる場合じゃない
『Pokémon LEGENDS Z-A』の一部プレイヤー間で「ポケモンZA命がけ写真部」なる活動が流行を見せ、コミュニティに笑いをもたらしているようだ。

『Pokémon LEGENDS Z-A』の一部プレイヤー間で「ポケモンZA命がけ写真部」なる活動が流行を見せている。さまざまな“命がけ”のシチュエーションを撮影したスクリーンショットや動画が投じられ、そのシュールさからコミュニティに笑いをもたらしているようだ。
本作は『ポケットモンスター』シリーズの最新作だ。開発を手がけるのはゲームフリーク。『ポケットモンスターX・Y』に登場したミアレシティが舞台となり、再開発の進む街に旅行で訪れた主人公はなりゆきで町の自警団「MZ(エムゼット)団」に加わり、街で起こるさまざまな出来事や事件に挑むこととなる。メガシンカシステムがふたたび登場するほか、戦闘では新たに移動型バトルが採用されている。

また本作にもスマホロトムによる「写真撮影モード」が用意されており、場所を問わず起動して撮影することが可能。また自撮りモードでは視点を自由に動かしてトレーナーの姿を撮影でき、この際にはポーズや表情を変えることも可能だ。このほか街中のベンチに座れば、最大6匹の手持ちのポケモンと一緒に撮影することもできる。
そんな本作の写真撮影モードを用いる、一風変わった遊びが国内Xユーザー間で流行を見せている。「#ポケモンZA命がけ写真部」というハッシュタグにてさまざまなスクリーンショットや動画が投じられており、“撮影どころではないシチュエーション”を巧く表現した作品の投稿が相次いでいる。
「#ポケモンZA命がけ写真部」付きで投じられている作品の多くはトレーナーに危機が迫る状況で撮影されており、このなかでは野生ポケモンのオヤブンとの戦闘模様も多く見受けられる。オヤブンは基本的にトレーナーを狙って攻撃してくるうえ、体が巨大で目が赤く光っているなど、見た目のインパクトも強烈だ。そうした点から命がけ感が強まることもあってか、オヤブンに襲われている最中に写真撮影モードを起動して撮影を試みた様子がさまざま投じられている。

またオヤブンだけでなく、あえて自分のポケモンを出さずに野生ポケモンの群れに襲われる様子なども“シャッターチャンス”として好まれている様子。さらに撮影においては、ポーズや表情変化も活用されている。激しい攻撃に晒されるなかで、トレーナーがポーズや笑顔を必死で守り続けるシュールさもユーザーの笑いを誘っているのだろう。
このほかにも命がけ写真部にて投じられている作品は多岐にわたる。戦闘中のような本当に危険なシーンだけでなく、さまざまな要素を活用して“命がけのように見える状況”を作り出す作品も生まれているようだ。ギャラドスに飲み込まれているように見えたり、とあるサイドミッションのNPCが助けを呼ぶ吹き出しを活用したりと、工夫が凝らされている。

なお自由に起動できる写真撮影モード自体は、『ポケットモンスター スカーレット・バイオレット』にて実装された機能だ。同作でもポーズや表情の変更などは可能でありさまざまなスクリーンショットがユーザー間で共有されていたが、本作『Pokémon LEGENDS Z-A』にて新たに「命がけ」という点を押し出した撮影スタイルが流行を見せているかたち。『Pokémon LEGENDS アルセウス』譲りのアクション性のある戦闘、そしてトレーナーを直接攻撃してくる野生ポケモンといった物騒なシステムが、刺激的なシャッターチャンスへの欲求を掻き立てているのかもしれない。
にわかにプレイヤーコミュニティを賑わしている「#ポケモンZA命がけ写真部」活動。一風変わった撮影手法も見られ、命がけなシチュエーション以外でもスクリーンショット撮影時に応用が利きそうだ。興味のある人はハッシュタグ付きの作品群をチェックしてみるといいだろう。
『Pokémon LEGENDS Z-A』はNintendo Switch/Switch 2向けに販売中だ。

