『ポケモンレジェンズZ-A』では「色違いポケモンはロードを挟んでも消えない」新仕様か。さっそく色違い厳選法も編み出される

『Pokémon LEGENDS Z-A』にて、色違いポケモンについての新仕様と思しき現象を利用した色違いポケモンの厳選法が話題となっている。

Nintendo Switch/Switch 2向けにリリースされている『Pokémon LEGENDS Z-A』(以下、LEGENDS Z-A)にて、「いちど出現した色違いポケモンが消えない」という現象がユーザー間で話題になっている。さっそくこの現象を活用した色違いポケモン探し方法も考案されており、弊誌でも検証をおこなってみた。なお本稿ではイベントなどに関する言及もあるため、ネタバレには留意されたい。

本作は『ポケットモンスター』シリーズの最新作だ。開発を手がけるのはゲームフリーク。『ポケットモンスターX・Y』に登場したミアレシティが舞台となり、再開発の進む街に旅行で訪れた主人公はなりゆきで町の自警団「MZ(エムゼット)団」に加わり、街で起こるさまざまな出来事や事件に挑むこととなる。メガシンカシステムがふたたび登場するほか、戦闘では新たに移動型バトルが採用されている。

また本作では『ポケモン』シリーズの伝統として引き続き色違いポケモンが登場。色違いポケモンとは低確率で出会うことのできる、ステータスなどには変化がないものの体色が異なるポケモンのことだ。通常ではイベントでの獲得が可能なほか、野生での遭遇、タマゴの孵化によって出会うことができる。しかし本作では『LEGENDS アルセウス』と同様にタマゴや育て屋といったシステム/施設が存在せず、色違いポケモンについてはイベントのほか、野生ポケモンに遭遇することでしか捕まえられない仕様になっている。

そんな本作にて、色違いポケモンについてのある噂が話題となっている。その噂とは、色違いポケモンは一度出現すると、倒すか捕まえるまで消えないというものだ。色違いポケモンを探する際には、野生ポケモンをリポップさせる工程が必要になるため、繰り返しロードを挟むか、一定距離離れて野生ポケモンを一度非表示にさせることになる。そして本作では色違いポケモンはこの際、リポップの対象外になるようで、うっかり見逃してロードを挟んでしまっても、そのまま色違いポケモンが残り続けるという。

なお、一部イベントにて確定で出現する色違いポケモンなどは、ロードを挟むと消えてしまうことも報告されている。あくまで野生で通常出現したポケモンに限られる現象のようだ。

この説を利用して効率的に色違いポケモンを探す手法も編み出されている模様。X上では、ワイルドゾーン3における“スティック倒しっぱなし”厳選法も広まりを見せている。ワイルドゾーン3には西側に建物が建っており、階段を上り下りするとマップが再ロードされる。そしてこの場所では左スティックを下に入力し続けることで、建物の階段をひたすら昇降し続けることができる。ロードを挟んでも色違いポケモンが消えないこともあり、放置しながらワイルドゾーン3内の色違いポケモン出現を狙えるわけだ。

筆者もこの方法にてワイルドゾーン3で色違いポケモンの厳選をおこなった。しばらくすると色違いヤンチャムを発見。その後色違いポケモンが消えない仕様を確認するために、ホテルZで時間を変更したり、ランクアップ戦などをこなしてみたものの、再びワイルドゾーン3を訪ねても色違いヤンチャムが消えることはなかった。SNS上で話題となっている「色違いポケモンがロードを挟んでも消えない」現象には再現性があるようだ。

ちなみに『LEGENDS アルセウス』でも本作でも色違いポケモンは出現時に気づきやすいような音とエフェクトも用意されている。先述したとおり『LEGENDS アルセウス』と同じく本作では色違いポケモンをタマゴの孵化で集めることはできないため、野生の色違いポケモンが捕まえやすくなるような配慮なのだろう。「色違いポケモンがロードを挟んでも消えない」現象についても新仕様という可能性もあるものの、現時点では公式に想定された仕様かどうかが不明な点には留意したい。

なお『LEGENDS Z-A』ではマップの各地にファストトラベルできる箇所が存在しており、街中にも野生ポケモンが登場することがある。これを利用して特定の区画で狙ったポケモンの色違い厳選をおこなう手法もさっそくいくつか考案、実践されている。色違いポケモンを集めたい人は、試してみるのもいいだろう。

Pokémon LEGENDS Z-A』はNintendo Switch/Switch 2向けに販売中だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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