『ポケモンレジェンズ Z-A』では「わざの命中率」など撤廃か。新映像でチラッとにおわせ

株式会社ポケモンが公開した『Pokémon LEGENDS Z-A』の最新映像にて「わざの命中率」がなくなる可能性が示唆されており、注目を集めている。

株式会社ポケモンは7月22日、『Pokémon LEGENDS Z-A』の最新映像を公開した。本作の要素がさまざま紹介されており、このなかでちらりと映ったわざマシンの説明において「わざの命中率」などがなくなっていることが注目を集めている。

本作は『ポケットモンスター』シリーズの最新作だ。開発を手がけるのはゲームフリークで、『ポケットモンスターX・Y』に登場したミアレシティが舞台となる。『Pokémon LEGENDS Z-A』におけるミアレシティは大企業クエーサー社によって再開発が進められており、草木が増えつつ最新テクノロジーの設備も見られる都市になっているという。旅行でこの街を訪れた主人公はMZ団に加わり、街で起こるさまざまな出来事や事件に挑むこととなる。

ミアレシティは昼夜の移り変わりで姿を変え、日中は街中を駆け回って探索が可能。一方で夜には赤いホログラムで囲われた「バトルゾーン」が出現し、トレーナーたちがポケモン勝負でしのぎを削る「ZAロワイヤル」が夜明けまでおこなわれる。参加者はZから始まるランク付けがされており、勝負を勝ち抜いて最高ランクとなるAランクに上がることが目標となるようだ。このほか街には野生のポケモンが出現する「ワイルドゾーン」があり、昼夜を問わず探索してポケモンを捕まえることも可能だという。

そして本作の戦闘では移動型バトルを採用。ポケモンが1ターンに1回行動するのではなく、ポケモンとトレーナーが共に移動しながら、トレーナーの指示によりポケモンが技を繰り出す方式だそうだ。タイプ相性に加え、ポケモンの交代や技選択のタイミング、技の届く範囲や繰り出すまでのスピードといった新たな戦略性が加わっているという(公式サイト)。

そんな本作の戦闘に関する仕様が垣間見える情報が、今回新たに公開されたトレイラーにてちらりと披露され、注目を集めている。本作ではポケモンを捕まえて調査に協力することで、ポケモン研究所の所長代理のモミジから冒険に役立つ道具をもらえるという。映像の4分32秒ごろには報酬として「うずしお」のわざマシンを受け取っているシーンが紹介されている。


動画ではタイプやわざの効果、物理か特殊かの分類、威力といったシリーズお馴染みのわざの説明を確認可能。一方でこれまでのシリーズで表記されていた「命中率」「PP」が記載されておらず、代わりに発動時間が7であることが記されている。本作では戦闘システムだけでなく、わざも新たな仕様となる可能性がうかがえる。

現時点ではわざマシンの記載が確認できるのみであり、命中率やPPが撤廃されることが確定したわけではない点には留意したい。とはいえ上述したような公式サイトでの説明も踏まえると、従来のシリーズ作品や『Pokémon LEGENDS アルセウス』とはがらりと異なるポケモン勝負が繰り広げられそうだ。もし命中率ではなく範囲や発動時間が攻撃が命中する決め手になるとすれば、位置取り次第で攻撃を避けられるといったアニメ版「ポケットモンスター」のようなバトルも楽しめるのかもしれない。

なおこのほか今回の動画では、野生のポケモンが勝手にメガシンカする「暴走メガシンカ」や、新たなメガシンカポケモン「メガカイリュー」なども披露されている(関連記事)。発売が迫る中でさまざまな新情報やゲームプレイ映像が明かされており、じっくりとチェックしておくのもいいだろう。

Pokémon LEGENDS Z-A(ポケモンレジェンズ Z-A)』はNintendo Switch向けに10月16日に発売予定。Nintendo Switch 2 Editionも同日発売される。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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