無料高評価・飛び跳ねローグライト『Pogo Rogue』Steamにて正式リリース。ポゴ(ホッピング)からいろいろ発射し、テクニカルに難局を突破

Bounce Back Gamesは11月21日、無料ローグライクアクションゲーム『Pogo Rogue』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。

Bounce Back Gamesは11月21日、無料ローグライクアクションゲーム『Pogo Rogue』を正式リリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。本作は早期アクセス配信中から好評を得ており、高評価を保ちつつの正式リリースとなっている。

『Pogo Rogue』は、ポゴスティック(ホッピング)を使ったローグライクアクションゲームだ。プレイヤーはホッピングに乗ったキャラを操作し、ステージのゴールを目指す。ホッピング中は、銃弾などを自身の足元に発射することで上昇。発射物は地面や壁にホッピングの足が付けばリロードされる。発射による空中移動などの挙動を使いこなし、床を跳ねるだけでは登る事のできない足場を登っていく。

ステージには、危険な針山や攻撃する敵なども存在する。敵はホッピングの足で踏みつける、もしくは発射物で攻撃することによって、倒すことができる。敵を指定数倒さないとゲートが開かれないといったギミックも存在するため、敵の攻撃をホッピングで上手に避けながら、敵にホッピングの足を向け、攻撃をするプレイスキルが求められる。

また、ステージには武器やアイテムが入った宝箱も点在。本作は武器を2つ、アクティブアイテムを2つ装備することができる。アクティブアイテムは、ジャンプをチャージする事によって高く飛べるものや、頭上の敵に攻撃できるものなどさまざま。また装備数に制限がないパッシブアイテムも存在。武器とアイテムの組み合わせによっては強力な効果を生み出すことも可能だ。

武器は装弾数や発射した時の挙動などさまざまな能力の違いがある。装弾数は少ないが安定した挙動と攻撃力を持つピストルや、装弾数多いが発射レートが早いため挙動が不安定になりやすいマシンガン、装弾数少ないが、広範囲に攻撃可能なショットガンなどさまざまな銃でステージ攻略が可能となっている。なかにはミサイルランチャーやレーザービームといった強力な武器や、ヨーヨーなど特殊な挙動をする武器も存在する。

ステージはランダムなプロシージャル生成となっているため、プレイするたびに構造が変化する。己のホッピングスキルと武器とアイテムのビルドを使いこなした柔軟な攻略が求められるというわけだ。また、本作にはボスも存在する。ボス戦では、ホッピングでボスの攻撃を鮮やかに避けつつダメージを与えていく必要があるため、ステージ攻略とはひと味違った体験を楽しめるだろう。

本作を手がけたBounce Back Gamesは、ユタ大学ゲーム学部の学生たちによって作られたデベロッパーだ。本作は授業の一環で制作されたようで、2024年4月25日よりSteamにて早期アクセス配信が開始された。Steamユーザーレビューでは本稿執筆時点で約150件中94%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。

ユーザーレビューでは、操作難度は高いものの程よく難しく、クリアすると達成感があるという声が見られる。また、ローグライト作品としては、1回のプレイ時間も短く何度も周回しやすい点も評価されている。そのほか、ピクセルのグラフィックで描かれたかわいらしいキャラクターや、音楽を褒める声もあるようだ。

本作の正式リリースに際して行われたアップデートでは、新たなアイテムや銃、ボスが追加されている。しかし、本作は決まったロードマップはなく、正式リリースまでに間に合わなかったコンテンツ追加といった小規模なアップデートをおこなう予定はあるものの、それ以外は未定とのこと。理由として、『Pogo Rogue』はもともと学生が授業の一環で制作したゲームのため、早期アクセス配信時のチームメンバーのほとんどが、現在本作の開発に携わっていない模様。そのため本作の開発に優先して取り組むことはできないそうだ。

しかし開発元は以前の告知にて「正式リリースでは、他のコンテンツを追加する必要がないと思える状態にしたい」と語っており、あと少しのアップデートで予定した節目を迎えるのだろう。ポゴスティックアクション、もしくはローグライトが好きな方はぜひダウンロードしてみるとよいだろう。

『Pogo Rogue』は、PC(Steam)にて無料配信中だ。

Tamio Kimura
Tamio Kimura

エンタメ大好き系ゲーマー。COOPゲームが大好き、クライム系だったらなおよし。

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