遅刻食パン少女アクション『Pixel Dash: Toast of Destiny』発表。ショートアニメとゲームの融合を掲げる、野心プロジェクト

ゼノトゥーンは6月6日、『PIXEL DASH: Toast of Destiny』をSteam向けに発表した。本作は横スクロール型のアクションゲームで、女子高生が食パンをくわえ疾走する。

パブリッシャーのゼノトゥーンは6月6日、『PIXEL DASH: Toast of Destiny』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)。ゲーム内は日本語表示に対応する。本作は、ショートアニメとゲームをかけ合わせた同社の新ブランド「AniBit(アニビット)」の第1作として制作されている。

『PIXEL DASH: Toast of Destiny』は横スクロール型のアクションゲームだ。主人公の「遙華ラン」は、運命の出会いに憧れを抱くごく普通の女子高生。修学旅行当日、運命の出会いを期待するランは、気付けば遅刻寸前。食パンをくわえて、今日も街中を駆け出していく。本作ではゲームの随所にアニメーションが挿入され、ランの運命を描いた物語が展開される。

ゲームは横スクロール型となっており、ジャンプとダッシュのみの簡単操作で遊ぶことができる。タイミングよく障害物を避けていくことで、爽快なスピード感を楽しめるという。各種アイテムなども活用し、上手くスタミナを管理する必要がある模様。ステージの背景はいつもの通学路、修学旅行先の京都、そしてデートスポットと移り変わっていく。各エリアが異なるギミックやトラップを備えているようだ。

Clover Labが開発を手がける本作は、ゼノトゥーンが新たに始動したブランド「AniBit(アニビット)」の第1弾として制作されている。ゼノトゥーンは、最先端技術を用いて“アニメで世界をハックする”ことを目指す次世代型のアニメスタジオ。アニメーションやミュージックビデオのほか、NFTなどの「Web3」分野にも参入。そしてこのたび、ゲームへも裾野を広げたかたちだ。

インディーゲーム市場が盛り上がりを見せる中で、ゲームというインタラクティブな領域の中にアニメを組み込むことで、アニメの視聴機会や新規IPの創出を目指しているとのこと。ゲームを通じてアニメの新たな可能性を探るという、挑戦的なプロジェクトのようだ。『PIXEL DASH: Toast of Destiny』やその後の取り組みにも期待が高まる。

『PIXEL DASH: Toast of Destiny』はPC(Steam)向けにリリース予定だ。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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