幽霊調査ホラーCo-op『Phasmophobia』年内に定価値上げへ。アプデ重ねてコンテンツ量もしっかり増えたため
デベロッパーのKinetic Gamesは7月12日、現在Steamにて早期アクセス配信中のホラーゲーム『Phasmophobia』について、年内に販売価格を引き上げる予定だと発表した。早期アクセス配信開始時点と比べ、作品のコンテンツ量が増加しているためだという。なお本作の対応プラットフォームはPC(Steam)で、PS5/Xbox Series X|S版も現在開発中。
『Phasmophobia』は最大4人協力プレイ対応のサイコロジカルホラーゲームだ。プレイヤーたちは超常現象調査チームとなり、幽霊が出るといういわく付きの物件にて捜査。さまざまなガジェットを駆使して超常現象の証拠を集め、ゴーストの正体を特定する。特定に成功して生還すれば報酬が手に入り、新たなガジェットなどを購入可能。そうして装備を整えてまた次の現場に向かい、調査を繰り返していく。
本作はSteamにて2020年9月に早期アクセス配信が開始された。ユーザーレビューは本稿執筆時点で約56万1000件を集め、うち96%が好評とする「圧倒的に好評」ステータスを獲得。恐怖現象を体験しながらゴーストの正体を特定していく、特徴的なゲームプレイが好評を博した。またストリーマーにも人気の作品で、YouTubeやTwitchなどで実況プレイも盛んにおこなわれてきている。
そんな本作について、販売価格が引き上げられる予定であることが今回発表された。値上げは今年中に実施される予定で、現在の13.99ドルから19.99ドルに変更される予定だという。おおよそ4割ほど価格が引き上げられるようだ。値上げ後の日本での販売価格は現時点では不明。現在のSteamでは、定価19.99ドルのゲームは日本向けには2300円となることが多いため、おそらくはそれに準じた価格になると思われる。
本作は2020年9月の早期アクセス配信開始以来、繰り返しアップデートがおこなわれてきた。マップやゴーストの追加やグラフィックの刷新、ガジェットのアップグレードシステムの導入やVRへの対応など、さまざまな改善が実施。今年の6月にはバージョン0.10となる大型アプデも配信され、新ロケーションなどが追加された。早期アクセス配信当初より見込みプレイ時間も伸びており、そうしたコンテンツ量の増大を受けての今回の値上げとなるようだ。
なお、値上げの正確な実施時期はまだ明らかにされていない。値上げは全プラットフォームを対象におこなわれるとのことなので、年内配信予定とされているコンソール版の販売価格も19.99ドル相当の価格になるのだろう。現在Steamでは税込1420円で販売されているため、本作に興味のある方は早めに入手しておくとよいかもしれない。
『Phasmophobia』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中だ。またPS5/Xbox Series X|S版も現在開発中。