人気マルチ対応山登りゲーム『PEAK』、最新アプデで早くも「共食い」のオン/オフ機能追加。“クレイジーすぎた”ので
LandfallとAggro Crabは8月2日、『PEAK』に向けパッチv1.11.aを配信。前回パッチのv1.10.aで追加された「共食い」について、オン/オフ機能のほか、発生頻度が下がるような調整が加えられている。

デベロッパーのLandfallとAggro Crabは8月2日、『PEAK』に向けパッチv1.11.aを配信した。v1.11.aでは、先日のv1.10.aアップデートで追加された「共食いシステム」のオン/オフを切り替えられるようになるなどの調整が加えられた。
『PEAK』は山登りアクションゲームだ。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ソロプレイおよび最大4人での協力プレイに対応している。プレイヤーは無人島の中心にそびえる山の頂上を目指して、クライミングをおこなうことになる。クライミングにあたってはスタミナ管理をしつつ登っていく必要があり、滑落してしまうと負傷する。また空腹にも気を遣う必要があり、時間経過でもスタミナの最大値が減少していくため、時には大胆な登頂をおこなう必要もあるだろう。

本作に向けては、7月30日にアップデートv1.10.aが配信。Remedy Fungus(回復キノコ)が負傷に加え毒状態も治すような調整などが加えられたほか、“共食い”が可能になるアップデートが加えられていた(関連記事)。
共食いはプレイヤーの空腹度が一定を超えると可能になる。空腹になったプレイヤーからは他のプレイヤーが七面鳥の丸焼きのような見た目に変化。この見た目になったフレンドにはインタラクトすることができ、食すことが可能になる。食べた側の空腹度は大きく回復するものの、もちろん食べられた側は死亡する。この共食いシステムは、かねてよりコミュニティからの熱心な要望があったことや、見た目のインパクトも相まって、広く話題となっていた。
そんな中Aggro Crabは8月2日、パッチv1.11.aを配信。同アップデートでは、「共食い」のオン/オフをオプションで切り替えられるようになった。Aggro Crabによれば、共食いをプレイヤーが楽しんでいてくれるのは嬉しいとしつつも、「少しやりすぎ」だったところもあったという。そのため、「狂気を抑えるため(make it a little less crazy)」として、共食い機能そのものを無効にできるオプションが追加されたかたちだ。
先述の通り、共食いは空腹度が一定割合を超えると誰でも可能となるため、悪ふざけや“誘惑”に負けたプレイヤーによって足を引っ張り合ってしまうような事態も考えられる。本アップデートの設定追加でプレイヤーの遊び方の方針に沿った設定が出来るようになったといえるだろう。また「共食い機能」そのものにも調整が加えられた。v1.10.aでは空腹度、つまり空腹によるスタミナ上限の減少率が60%を超えるとフレンドが七面鳥に変化し、共食いが出来るようになっていた。これがv1.11.aでは70%を超えるまで共食いが出来なくなり、共食いを出来る機会そのものが減少したかたちだ。
コミュニティの熱意によって実装されたとみられる共食いは、公式アカウントにたびたび要望があっただけあり、実装後には共食いの“饗宴”もあったとみられる。一方でこうした熱狂に少しばかり落ち着きを持たせる狙いもあってか、共食いについてやや控えめにする調整が加えられたようだ。
『PEAK』は、PC(Steam)向けに配信中だ。