時間巻き戻しホラー『Pathologic 3』さっそく大人気。疫病で崩壊しつつある町を、何度も過去にタイムトラベルして救う
HypeTrain Digitalは1月10日、Ice-Pick Lodgeが手がけるアドベンチャーゲーム『Pathologic 3』をリリースした。

パブリッシャーのHypeTrain Digitalは1月10日、Ice-Pick Lodgeが手がけるアドベンチャーゲーム『Pathologic 3』をリリースした。対応プラットフォームはPC(Steam)。海外ではPS5向けにも展開している。本作はさっそく多くの好評を集めている。
『Pathologic 3』は、謎の疫病で崩壊寸前の町での12日間を描いたホラーアドベンチャーゲームである。主人公は、天才的な医師Daniil Dankovsky。Daniilは死の本質を求めて、不死の男がいるという小さな町へとやってくる。しかし町には伝染病が広まり、不死と言われていた男は命を落としてしまう。プレイヤーはDaniilとして、住民の命を脅かす疫病や、町を巡る謎に立ち向かうことになる。

本作では12日間という限られた期間が描かれる。ただし、プレイヤーの行動次第で生き残る人や関係性に変化が生じるため、同じ日数であっても町の様子は異なってくる。医師としての治療行為だけでなく、隔離や外出禁止令といった人々のコントロールや、時を遡る不思議な力も駆使して、何度も違った物語を体験できるのだ。
プレイヤーは天才的な医師であるため、住民の診察や治療をおこなうことができる。住民によっては診察の際に、何か隠しごとをしたり、嘘をついたりすることもある。疫病に対抗するためには、しっかりと真実を見極めなければならない。また、隔離や外出禁止令、布告、検問の設置など、住民の行動を制御する要素も存在。プレイヤーは疫病に打ち勝つために町を率いるリーダーの役も務めることになる。

なお、町を出歩く際には気をつけて行動しなければ自分自身も疫病に感染するリスクが生じる。プレイヤーは疫病を検知する道具を持っているため、それを使って見ることのできるモヤのようなものを避けながら行動する必要がある。うまく疫病を抑え込むことができれば、安全に調査できる範囲も広がるだろう。
望まぬ展開になってしまったり、自分自身が危機に陥ってしまったりした場合には、時を遡って好きな日に戻ることができる。もしも違ったエリアの捜索をしていたら、間違いだと思われる診断をやり直したら、あえて特定の人物の症状を見過ごしたら……といった後から生じた閃きを、過去に戻って実際にやり直すことができるのだ。生き残っている人々や、それぞれとの関係性のほか、主人公の精神状態によっても見えてくる景色は異なってくる。場合によっては、本来見えるはずがないものも見えてしまうかもしれない。


そんな本作はリリース直後から多くの好評を集めており、本稿執筆時点でSteamユーザーレビューは284件、そのうち87%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得している。本作ではプレイするたびに変化する物語と多くの結末が用意されているが、非常に陰鬱で心をかき乱すような内容となっている。レビューではそうしたストーリーを特に高く評価する声が多い。また、グラフィックやゲームの最適化が素晴らしいという意見も見られた。
本作を手がけるIce-Pick Lodgeは、カザフスタンを拠点とするインディーゲームデベロッパーである。20年以上の歴史を持ち、本作の元となった初代『Pathologic』は2005年にリリースされた作品だ。SteamではHDリマスター版が2015年にリリースされており、「非常に好評」ステータスを獲得している。同作品は3人の主人公から1人を選択して違う物語を体験するといった仕組みになっていたが、『Pathologic 3』はそのうち1人の物語を新たなシステムも交えて描き直したものである。ちなみに『Pathologic 2』も同様に別の主人公1人の物語を取り上げた作品で、「非常に好評」ステータスを獲得している。こちらはオープンワールドのサバイバルホラー色の強い作品となっていた。
なお、シリーズを通じてストーリーが高く評価されているものの、残念ながらいずれの作品も日本語表示には対応していない。テキストを読む量の多い作品であるため、購入を検討する際には考慮しておく必要があるだろう。
『Pathologic 3』は、PC(Steam)向けに配信中。現在はリリース記念セールが開催されており、1月24日までの期間限定で定価の20%オフとなる税込3120円で購入可能だ。
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