少女心療タイピングゲーム『Pain Pain Go Away!』2025年11月発売へ。トラウマを“タイピングの力”で打ち消す

ストーリーノートは、『Pain Pain Go Away!』をSteam向けに2025年11月発売予定だ。また7月10日には、体験版を7月18日に公開すると告知した。

株式会社ストーリーノートは7月10日、『Pain Pain Go Away!』体験版を7月18日に公開すると告知した。同作はPC(Steam)向けに、2025年11月発売予定。同作は一般向けには7月19日より開催予定の「BitSummit the 13th Summer of  Yokai」にプレイアブル出展予定となっており、Steamでも合わせて体験版が公開となるようだ。

『Pain Pain Go Away!』は、特殊なカウンセリング危機を使って少女のトラウマをタイピングで打ち消す、心療タイピング型アドベンチャーゲームである。本作の主人公は、小さな診療所のカウンセラー。同診療所では、最新の特殊カウンセリング機器を用いて患者の深層心理に潜り込み、傷ついた心を癒やしていた。そんなある日、母親を殺してしまったという少女ココロミが診療所へやってくる。彼女の心に潜む痛みの正体は何なのか。彼女の記憶をたどる中で、次第に真実が浮かび上がるという。心療を通して少女の痛みや物語が繰り広げられるようだ。

主人公は、最新のカウンセリング機器「P2GA」を使って、少女たちにカウンセリングをおこなう。同機器を使ったカウンセリングでは、患者の深層心理に潜り込んで治療を実施。患者の感情が暴走した際には、心を占めるトラウマワードをタイピングによって打ち消していく。本作では、心療の様子がタイピングゲームとして繰り広げられるわけだ。

タイピングが展開されるだいぶモードの奥では、ファイナルワードを抱えたボストラウマも登場。タイピングゲームが展開されるだけでなく、ときには物語の推理力も求められるという。また、デフォルメされたキャラクターたちや、少女の心の闇がグラフィックで表現されている点も特徴だろう。タイピングスキルに応じた難易度設定も用意されているそうだ。

本作は、ストーリーノートのアドベンチャーゲーム専門ブランドLorebardが手がけている。同社は、元スクウェア・エニックス所属のクリエイター藤澤仁氏が代表を務める物語制作専門会社だ。直近ではMUTANと共同で『ソフィアは嘘と引き換えに』をリリース。記事執筆時点ではSteamのユーザーレビュー38件中84%の好評を得ている。また同氏は「第四境界」ブランドにて総監督を努め、『かがみの特殊少年更生施設』「Project:;COLD」シリーズなどにも携わってきた。

プレスリリースによると、本作『Pain Pain Go Away!』はストーリーノートのアドベンチャーゲーム専門ブランドLorebardの第一弾作品になるそうだ。公開された動画を見る限り、プロデュースおよびディレクションを藤澤仁氏が担当している。

本作では、2025年5月頃にSteamのストアページと旧体験版が公開。「東京ゲームダンジョン8」への参加も含めて、プロモーションがおこなわれていた。今回同社からは、一般向けには7月19日より京都で開催予定の「BitSummit the 13th Summer of  Yokai」へのプレイアブル出展が発表された。会場では限定のポケットティッシュが配布予定。試遊者向けには、アクリルスタンドやステッカーといったプレゼントも用意されているという。またプレスリリース内では、2025年11月発売予定と告知。体験版が7月18日よりSteamで配信予定とされている。イベント出展にあわせて新しいバージョンがSteamからもプレイ可能になるのかもしれない。

『Pain Pain Go Away!』は、PC(Steam)向けに2025年11月発売予定。体験版は、7月18日公開予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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