仮想キーボードイライラ球転がしゲーム『On the Keyboard』Steamにて9月13日発売へ。“開発者もクリアに10時間かかった”凶悪ギミック満載ゲーム

SBO Gamesは8月28日、『On the Keyboard』を9月13日にリリースすると発表した。キーボードを操作して「ゲーム内キーボード」上の球体を動かすアクションゲームだ。

デベロッパーのSBO Gamesは8月28日、『On the Keyboard』を9月13日にリリースすると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は税込500円。発表にあわせて、新しいトレイラーも公開されている。

『On the Keyboard』は、キーボードを操作して「ゲーム内キーボード」上の球体を動かす、キーボードアクションゲームだ。本作では、キーボード操作によってスフィアを動かし、落とさないように気をつけながらゴールまで運ぶことが目的となる。ゲーム内には、キーボードやキーが存在している。ゲーム内キーボードは、現実の物理的なキーボードなどを操作すると、対応したキーがせり上がるように動く。またゲーム内にはスフィアと呼ばれる球体があり、せり上がったキーの影響を受けて動作する。本作では、物理キーボードを操作してゲーム内のキーを動かし、スフィアをゴールまでたどり着かせるわけだ。


ステージ上には、さまざまな障害物も待ち受けている。動画や画像を見る限りでは、狭い一本橋や穴、振り子のような仕掛けが登場。本作ではスフィアを、ゲーム内キーボードによって間接的に操作するため、障害物も相まって困難なアクションが待ち受けているようだ。トレイラーでは「キーボードを壊さないよう、お気をつけて」との忠告も伝えられている。

ルールはシンプルな一方で、本作では物理演算シミュレーションが採用されており、スフィアをジャンプさせたり、キーで壁を作って止めたりなど、ちょっとしたテクニックも存在する。イレギュラーなスフィアの動きに対応する際には、瞬時のキーボード操作も必要になるという。キー配置の把握や正確な操作、本作ならではのテクニックによって攻略を目指すのだ。なお開発者の鯖男氏はクリアまで10時間を要したといい、やりごたえのあるゲームプレイが待ち受けているようだ。

 


本作は、個人でゲーム開発している鯖男氏によるSBO Gamesが手がけている。同氏のサイトによれば、過去作としては『キーボード大玉送り』『2もじモン』など多数の作品を公開してきた。

同氏のX(旧Twitter)アカウントを見る限りでは、本作は『キーボード大玉送り』の進化版として制作がスタート。同作は、ゲーム内キーを操作して、スフィアを遠くまで運ぶことが目的であった。本作では、新たに障害物が登場するなど、基本的な仕組みは踏襲しつつ進化した内容となっているようだ。また本作は、9月に開催予定の「東京ゲームショウ2024」へ、「Selected Indie 80」の採択タイトルの1本として出展予定となっている。


『On the Keyboard』はPC(Steam)向けに、税込500円で9月13日リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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