記憶選択・ループ脱出ADV『5分間のメイド』発表。持ち越す記憶を選んで、繰り返す5分間を打ち破る

おんねんちゃんねるは10月3日、『5分間のメイド』を発表。Steam向けに2026年リリース予定とのこと。本作は周回で持ち越す記憶を選んで、5分間のループを脱出するビジュアルノベルだ。

ゲーム制作サークルのおんねんちゃんねるは10月3日、『5分間のメイド』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、2026年リリース予定。発表にあわせて、Steamのストアページが公開されている。

『5分間のメイド』は、記憶喪失の主人公が持ち越す記憶を選んでループから脱出する、ビジュアルノベル&脱出ゲームである。本作の主人公・相原利夢は、ある日殺風景な部屋で目を覚ますと、記憶喪失になっていた。兄を自称する男は主人公をリムと呼び、氷の女王さま の異名を持つメイドだと語る。しかしリムは何も思い出せない。さらにリムは、5分間を繰り返すループに巻き込まれており、ループ間ではわずかな記憶だけが持ち越せるのであった。キャラクターとしては、兄を名乗る男・相原司馬や、謎の少年ミコトと謎の少女アイが登場。保持する記憶を選んで5分間を繰り返す、ループからの脱出が繰り広げられる。

記憶を失っている主人公は、持ち越す記憶を選んで5分間のループから脱出しようとする。本作では、短いループの中で会話をおこない、記憶を集めてフラグを立てて、ゲームを進めていくのだという。ただし、1回のループで次に持ち越せる記憶には限りがある。そのためループする際には、覚えておく記憶をセット。画像を見る限り、自身や司馬など人物に関する情報や、話題などが持ち越せるようだ。本作ではループの中で情報を集め、記憶を選んで持ち越すことで、物語を進めるわけだ。ストアページによると、何度もトライ&エラーをおこない、いろいろな記憶を組み合わせて全容を明らかにしていくそうだ。プレスリリースによると、想定クリア時間は1時間から2時間程度となっている。

本作は、恐怖院怨念氏によるゲーム制作サークル・おんねんちゃんねるが手がけている。サークルの過去作としては、共にノベルゲームである『箍の外れたビスクドール』『超探偵シャーロックちゃん ~掟破りのミスディレクション~』をリリースしてきた。本作『5分間のメイド』では、企画・シナリオ・その他を恐怖院怨念氏が担当。キャラクターデザインを黒杉くろん氏および絵星カツオ氏、イベントイラストを天崎剣氏、音響監督を鈴音透子氏が務めているそうだ。

『5分間のメイド』はPC(Steam)向けに、2026年リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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