スライム統率・戦略バトルゲーム『Jelly Troops』Steamにてお披露目。『ピクミン』の対戦モードの影響受ける、逆転多発2人対戦ゲーム

Nukenin合同会社は7月10日、『Jelly Troops』のSteamストアページを公開した。スライムたちを率いて旗を回収していく、2人プレイ用のオンラインアクションRTSである。

Nukenin合同会社は7月10日、『Jelly Troops』のSteamストアページを公開した。同作はPC(Steam)向けに、2025年リリース予定。ストアページ上では、スクリーンショットや動画などが掲載されている。

『Jelly Troops』は、スライムたちを率いて旗を回収していく、2人プレイ用のオンラインアクションRTSである。本作でプレイヤーは、スライムたちを上手く分配して、勝利を目指す。マップ上には、勝敗に直接関わる旗が存在しており、スライムに4つの旗を運ばせて回収することがゲーム上重要になるようだ。マップ上の4つの旗の回収か、相手陣の旗の回収が勝利条件とされている。


一方、本作ではスライムを増やしたり、相手の旗を奪ったりといった妨害も可能。スライムを使った壁の作成やガーディアンを押し付けるプレイング、一発逆転の大旗といった要素も存在している。本作ではスライムに指示をだすことで、さまざまな行動ができるのだろう。すぐに旗の回収を目指すか。まずスライムを増やしてから立ち回るか。あるいは一発逆転を狙うなど、本作ではスライム分配による戦略や状況判断で、対戦相手と勝負を繰り広げていくわけだ。

 


プレスリリースによると、本作ではRTSからユニットやリソースの種類といった複雑な要素を取り除くことで、老若男女誰でも戦略を立てやすくしたという。ゲームモードとしては、世界の相手と戦えるオンラインランダムマッチ対戦、友達と対戦できるプライベートマッチ対戦、画面分割によるオフラインのローカル対戦に対応。シンプルながら状況判断が必要な対戦が、1試合が短いスピード感のあるゲームプレイによって展開されるそうだ。


本作は、わけん氏によるNukenin合同会社が開発している。わけん氏は、任天堂に約10年間プログラマーとして勤めていたゲームクリエイター。独立後もゲームを制作しており、Nukenin合同会社では『Godzilla Voxel Wars』やスマートフォン作品などをリリースしてきた。

本作『Jelly Troops』は、バンダイナムコスタジオのインディーゲームレーベル「GYAAR Studio」によるコンテスト「第2回GYAAR Studio インディーゲームコンテスト」で入賞し、開発が進められている。なおわけん氏のX(旧Twitter)アカウントによれば、同氏は『ピクミン』シリーズの対戦が好きでオンライン機能を待ち望んでいたようだ。しかしなかなかオンライン機能が導入されないために、自分で作ることにしたのだという。同氏の望んでいた『ピクミン』のオンライン機能が、本作で形となっているのだろう。


『Jelly Troops』はPC(Steam)向けに、2025年リリース予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

記事本文: 2570