“逆張り”ばかりの少女と過ごす青春ノベルゲーム『片腕のザリガニ – one-armed crayfish』発表、Steamにて2月21日配信へ。少年が破天荒少女と挑む生徒会長選挙

斜塔ソンブレロは2月6日、『片腕のザリガニ - one-armed crayfish』を2月21日にリリースすると告知した。主人公と、逆張りばかりの言動をとる少女の高校生活が描かれるビジュアルノベルゲームだ。

個人制作サークルである斜塔ソンブレロは2月6日、『片腕のザリガニ – one-armed crayfish』を2月21日にリリースすると告知した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は350円。告知にあわせて、SteamのストアページやPVなども公開されている。

『片腕のザリガニ – one-armed crayfish』は、高校生の少年が、大勢に逆らって逆張りばかりの言動をとる少女を通して自分と向き合うビジュアルノベルゲームだ。本作のメインキャラクターである野崎優太は、順張りで生きることを信条とする高校生だ。彼は「逆張りなんて反抗期の一種でしかない」と考え、順張りによって平穏な日々を過ごしていた。


本作で彼は、何に対しても逆張りばかりのクラスメイト三好岬を通して、本当の自分の気持ちと向き合っていくという。PVやスクリーンショットでは、刃物を手にした三好が「生徒会長選挙に立候補するには推薦人が必要」だと話すシーンや、2人が休日に出かけている様子などが確認できる。本作では、生徒会長選挙に向けて逆張りばかりの少女と過ごす日々が描かれるのだろう。

逆張り少女との選挙戦は、ビジュアルノベルゲームとして展開される。本作のシナリオは、分岐なしの1本道とされている。プレイヤーは、スチルによる演出と共にテキストを読み進めて、物語を追っていくのだ。また本作ではサークルの過去作同様、立ち絵は用いられておらず、すべてスチルによって進行していくという。PVやスクリーンショットでも、それぞれのシーンにあわせたイラストによって物語が彩られている。大量のスチルによって作中の状況が描かれている点も本作の特徴だろう。プレイ時間は1時間から2時間ほどとされている。

本作は、心太氏による個人制作サークル・斜塔ソンブレロが手がけている。過去作としては、『小坂さん。』『日陰の日葵 – sun in the shade』『不香の花 – Snow Flower』などをフリーゲームとして公開。いずれも短編かつ1本道のストーリーが、多くのスチルと共に描かれている。また同サークルは、2024年に過去作をSteamにて有料配信している。2022年に初公開された前作『不香の花 – Snow Flower』のSteamユーザーレビューでは、10件中100%の好評を獲得しており、キャラクターの成長が描かれた内容や良い読後感などが好評に繋がっているようだ。

本作は、同サークルでは初の有料作品となるとみられる。心太氏のX(旧Twitter)アカウント上では、本作のスチルなどが公開されてきたが、今回タイトルや発売日と共に本作の詳しい情報が公開されている。

片腕のザリガニ – one-armed crayfish』はPC(Steam)向けに、350円で2月21日配信予定だ。

Keiichi Yokoyama
Keiichi Yokoyama

なんでもやる雑食ゲーマー。作家性のある作品が好き。AUTOMATONでは国内インディーなどを担当します。

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