人気メダル落としゲーム新作『古銭プッシャーフレンズ参』7月26日配信へ。新たに「スゴロク」要素実装でパワーアップ、目指すは東海道五十三次踏破


デベロッパーのSTP WORKSは7月8日、『古銭プッシャーフレンズ参』を7月26日に配信すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、価格は470円。なお、Steam版リリース後、Nintendo Switchにも移植予定となっている。

本作は、コインプッシャーゲーム『古銭プッシャーフレンズ』シリーズの最新作だ。これまでに2作品がリリースされ、いずれも好評を得ている。本作は、シリーズの新たな試みとして、東海道五十三次の踏破を目指すスゴロク要素が追加されている。


『古銭プッシャーフレンズ』シリーズは、江戸時代を舞台にしたコインプッシャーゲームだ。メダル落としとも呼ばれる、ゲームセンターなどでおなじみのゲームをアレンジした作品で、ソロプレイおよびオンライン協力プレイに対応。プレイヤーはステージに古銭を射出し、押し出されてこぼれ落ちた古銭や小判、景品などを獲得していく。小判を一定数集めるとジャックポットイベントが発生し、古銭や景品を大量獲得できる。集めた景品は、古銭を収める箱の拡大や、古銭射出速度の向上など、さまざまなアップグレードに使用することができる。それでさらに古銭を大量獲得できるようになるかたちだ。

シリーズ1作目は2021年10月に、2作目は2023年5月にPC(Steam)向けにリリースされ、いずれもユーザーレビューにて「非常に好評」ステータスを獲得するなど高い評価を得た。そして、それぞれNintendo Switch版も配信され人気を得ている。


最新作となる『古銭プッシャーフレンズ参』は、古銭や小判を集めジャックポットを狙う基本システムを過去作からほぼ変わらず継承。そしてシリーズの新たな試みとして、東海道五十三次をテーマとしたスゴロク要素が追加される。古銭の中に紛れるサイコロがプレイヤーの操作する箱の中に入ると、サイコロが振られる。サイコロの出た目に応じて、画面上部にあるキャラクターが進み、止まったマスに応じてイベントが発生する。東京の日本橋から京都の三条大橋までを闊歩し、東海道五十三次の踏破を目指すのだ。

イベントでは、古銭や景品を獲得できるものから、古銭を消費しマスの移動や景品を出現させることのできる「宿場」まで、さまざまなものが存在する。なかには、妖怪に古銭を当てて倒す「妖怪イベント」や、一定時間岩石を落とす火山を鎮火させる「火山イベント」など他プレイヤーと協力して遂行できるイベントも存在。イベントをうまくこなすことで、さらに古銭や景品を獲得しやすくなるだろう。


また、獲得できる景品にはスゴロク内で効果を発揮するものと、東海道五十三次を踏破すると精算される景品の2種類が存在する。精算された景品は、踏破報酬として勾玉と交換される。勾玉はスゴロクマスの強化や、特殊能力などのアップグレードに使用可能なほか、すごろく上の自キャラクターの見た目変更などにも利用できる。また、集めた古銭で、箱の拡大などの基本能力のアップグレードが可能。景品と古銭、2つをバランスよく集めるのが東海道五十三次を何度も歩く上で重要となるはずだ。


本作を手がけるSTP WORKSは、千葉県に拠点を置くインディーゲーム開発会社。昨年6月に創業され、低価格で配信映えするゲームを開発テーマに掲げている。また、本作のリリースに先駆け、クラウドファンディングサイトCAMPFIREにて、Steamキーと特典が付属した先行販売を実施。友人たちに配布できるSteamキー複数個セットや、ゲーム内アイテムをイメージしたキーホルダーやコースターセットなどさまざまなプランが用意されている。このほか、タイトル画面に表示できる「掛け軸広告」プランも用意されており、さまざまなかたちでゲームを支援することが可能だ。興味のある人はチェックしておくといいだろう。なお先行販売におけるSteamキーでは先行プレイはできず、発売日にプレイ可能となるそうだ。


『古銭プッシャーフレンズ参』PC版(Steam)は7月26日配信予定。発売時期は未定ながら、Nintendo Switch版もリリース予定だ。