なんでもあり明晰夢FPS『ODDROOM』Steam向けに正式発表。屈強な壺人やかわいいうんちなどカオスな敵たちと、夢の世界で銃撃戦
デベロッパーのIGGYMOBは1月10日、『ODDROOM』を正式発表した。対応プラットフォームは現時点ではPC(Steam)向けとされており、2025年春に早期アクセス配信を開始する予定だ。
『ODDROOM』はFPSだ。プレイヤーは不思議な猫に導かれ、夢の中で銃を手に取りステージへと向かい、人間や怪物のようなさまざまな見た目をした敵を倒していくこととなる。夢の世界ならではの突飛なシチュエーションでのシューティングが展開されていくのだろう。公開されたトレイラーでは拳銃のほかマシンガンやライフル、ロケットランチャーなどといった武器種も確認でき、状況に応じて武器を切り替えつつ戦うこともできそうだ。
そしてステージを進めていくことによって「Catcoin」なるゲーム内通貨が獲得可能となる模様。これを消費することでプレイヤーキャラクターの能力を強化したり、新たな武器を解放したりすることができるそうだ。
本作に関しては、開発を手がけるIGGYMOBが海外メディアGame Rantのインタビューに回答している。インタビューによれば、本作の舞台を夢の世界と決めた理由について、限られたリソースの中でさまざまなアイデアを実現する必要があったから、と述べた。夢の世界であれば、あるテーマに縛られずにデザインをしたり、アイデアを盛り込んだりすることが可能になるとしている。
実際にトレイラーではスラム街や工場のような場所のほかにも、飛行機の上での戦いや、中世風の城の中での銃撃戦がおこなわれている。統一されたテーマがないからこそ、思い思いの表現を多く取り入れることができているのだろう。
本作は2025年春頃より早期アクセス配信を開始するとされている。早期アクセス配信期間時点では約20種のステージが準備されており、随時追加予定。また、本作では猫とプレイヤーキャラクターのかかわりを描いた、メインストーリーが実装予定。早期アクセス配信段階では完全に語られていない可能性があるとしつつも、アップデートで徐々に明らかになっていく予定としている。
本作を手がけるIGGYMOBは韓国のゲーム開発スタジオ。代表作としては、第二次世界大戦をモチーフとした空戦バトルロワイヤル『DOGFIGHTER -WW2-』や三人称アクションシューティング『Gungrave G.O.R.E』がある。本作はそんな同スタジオのベテラン4人によるチームで開発が進められているそうだ。ストアページの公開を含め、今後の続報も注目したい。
『ODDROOM』はPC(Steam)向けに、2025年春早期アクセス配信開始予定だ。