水没世界サバイバルコロニーシム『Oceaneers』Steam向けに発表。小さな浮島だけになった世界をイカダで探検、見つけた島を“引っ張って運んで”コロニーにつなぐ
デベロッパーのBarrel Smash Studiosは9月24日、『Oceaneers』を発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、配信時期は未定。
『Oceaneers』はサバイバルクラフト・コロニー運営ゲームだ。舞台となるのは洪水により陸地の大半が水没し、文明が崩壊した世界。残された浮島も、いつ沈んでもおかしくない不安定な状態にある。プレイヤーはサバイバーたちを率いて島にコロニーを建設し、イカダで世界を探検しつつコロニーを発展させていく。
本作では島の資源を集め、食料や飲み水を確保しながらクラフトしていくことになるという。ただ、小さな島で得られる資源では長期生存には足りないため、イカダを作って別の島を探すことになるとのこと。さらに研究を進めてエンジン付きの大型イカダを作れば、島を引っ張って運ぶこともできるという。そうして見つけた島と島を連結させ、コロニーを拡大していくことになるようだ。
残された島々も浮力はギリギリの状態で、ほうっておくといつ沈んでもおかしくないという。一方で本作の世界には洪水発生前に、とある会社が発明した浮力技術が存在。同社の技術を再発見し装置を構築することで、島を浮かせ続けることができるという。コロニーを築いた島など重要な島は装置で守りつつ、ほかの島が沈む前に探検して資源を集めることになるのだろう。
そのほか、本作には洪水のほかにもさまざまな脅威が存在。悪天候のほか、食料を盗むカモメやイカダを壊すサメなどに対応していく必要があるという。またサバイバーにはそれぞれスキルが存在し、タスクをこなすことで経験値を得ることが可能。プレイヤーはこうしたサバイバーたちのニーズを満たし、陸と海の危険から守りながら導いていくことになるそうだ。
本作を手がけるBarrel Smash Studiosはオーストラリア・メルボルンに拠点を置くゲームスタジオだ。Louisa Thomas氏とJames Thomas氏のふたりでゲーム開発をおこなっているという。過去にはローグライト・タワーディフェンスゲーム『Riftbound』を制作している。同作はSteamユーザーレビューにて、本稿執筆時点で77件中85%が好評とする「非常に好評」ステータスを獲得。シンプルながら熱中できる作品として好評を得ている。
高評価作を手がけた同スタジオの第二作目として、本作『Oceaneers』が打ち出されるかたちである。ちなみに本作の制作にあたっては、『Sheltered』『Raft』『Don’t Starve』『Oxygen Not Included』『サブノーティカ』といった作品から影響を受けているそうだ。
『Oceaneers』はPC(Steam)向けに配信予定だ。配信時期は未定。