NVIDIAの900シリーズ・10シリーズGPU、次回が最終ドライバーアプデに。いよいよサポート終了迫る
NVIDIAは7月1日、GPU「GeForce GTX 900」シリーズおよび「GeForce GTX 10」シリーズのグラフィックスドライバーについて、次回のバージョン580が最後のバージョンとなることを告知した。

NVIDIAは7月1日、GPU「GeForce GTX 900」シリーズおよび「GeForce GTX 10」シリーズのグラフィックスドライバーについて、次回のバージョン580が最後のバージョンとなることを告知した。
NVIDIA GeForce GTX 900シリーズは、第2世代Maxwellアーキテクチャが採用され、2014年より展開されたGPUだ。そしてGeForce GTX 10シリーズはPascalアーキテクチャ採用で、2016年から普及した。

今回NVIDIAは公式フォーラムにて、Unix(主にLinux)向けのグラフィックスドライバーに関するサポート終了案内を更新。Maxwell、PascalおよびVoltaアーキテクチャのGPUをサポートするグラフィックスドライバーとしては、次回の580が最後のバージョンとなることが伝えられた。つまり同バージョンは、GeForce GTX 900/10シリーズ向けの最後のグラフィックスドライバーとなる。通例どおりであれば、Windows向けにも同じバージョン580が展開される見込みで、同OSでもこれが最後のバージョンとなるのだろう。
サポート終了となるうち、GeForce GTX 10シリーズといえば、未だに利用者も多いGPUだ。Steam統計によると、2025年5月時点ではGeForce GTX 1060は2.17%、GeForce GTX 1050 Tiは1.67%。このほかのモデルもあわせると、約7%がGeForce GTX 10シリーズとなっている(それぞれLinuxユーザーも含むデータ)。
なおGeForce GTX 900/10シリーズについては、今年1月に開発ツールであるCUDA Toolkitのアップデート終了が告知されていた(関連記事)。今回は一般ユーザー向けのドライバーアップデートの提供についても、アップデートの実施時期は未定ながら、次回をもって終了となることが明らかとなったわけだ。当該GPU搭載グラフィックボードがすぐさま利用できなくなるわけではないものの、いよいよ乗り換えが必要となるだろう。