ドット絵不穏釣りゲーム『ノーマルフィッシング』正式発表。ごく普通のレトロ風釣りゲームに見せかける「実験的ホラー」

Pocketpair Publishingは9月11日、『Normal Fishing / ノーマルフィッシング』のパブリッシングを担当すると発表。本作は釣りがテーマとなったレトロ携帯ゲーム風アドベンチャー&“実験的ホラー”だ。

株式会社ポケットペアのパブリッシング部門Pocketpair Publishingは9月11日、『Normal Fishing / ノーマルフィッシング』のパブリッシングを担当すると発表した。対応プラットフォームはPC(Steam)で、ストアページの表記によれば、ゲーム内は日本語表示に対応するようだ。

『Normal Fishing』は釣りがテーマとなったレトロ携帯ゲーム風アドベンチャーだ。舞台となる辺境の村では、神秘的な湖に珍しい水棲生物が数多く棲んでいるのだという。プレイヤーは村の新米漁師として魚を捕りつつ、宝物を発見し、豪華な生活を目指す。

ゲームプレイでは、釣りゲームでみられるような、タイミングを合わせてリールを巻き、魚の体力を減らす釣りフェーズや、見下ろし視点で漁場を探すような場面がみられる。モノトーンなドット絵で、釣りをメインとしたアクションが繰り広げられるようだ。

ところが、村には巨大モンスターや古代の秘密も眠っているという。釣りで生計を立てていく中では、不思議な存在と出会うこともあるのだろう。またストアページやトレイラーでは湖に近づかないように警告するような文や、時折不穏な演出も見られる。本作は“実験的ホラーゲーム”とも標榜されており、釣りを通じて村の不思議に迫っていくことになるのだろう。

また超巨大な蟹が登場したり、化石のような生物を相手に釣り針から弾を発射したりする場面もトレイラーでは確認可能。モンスターとの戦いは、釣りに留まらないのかもしれない。どのような物語が繰り広げられていくのか、村に伝わる秘密の正体とは一体何なのか、ストーリーの展開も気になるところだ。

本作を手がけるのはイギリス・シェフィールドに拠点を置くインディーゲームデベロッパーのThe Bworg。過去には2Dプラットフォームアクション『TEN – Ten Rooms, Ten Seconds』をリリースしている。『Normal Fishing』については、2023年に発表されたものの、その後2025年2月に開発状況が報告されるまで目立った動向は見られなかった。それが今回、ポケットペアのパブリッシング部門「Pocketpair Publishing」よりリリースされることが決定したかたちだ。

『Normal Fishing / ノーマルフィッシング』はPC(Steam)向けにリリース予定だ。

Kosuke Takenaka
Kosuke Takenaka

ジャンルを問わず遊びますが、ホラーは苦手で、毎度飛び上がっています。プレイだけでなく観戦も大好きで、モニターにかじりつく日々です。

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