フライング発売された『Five Nights at Freddy’s : Into The Pit』国内Nintendo Switch版すぐさま販売中止、コンソールは“そもそも発売日未定だった”ため。Steam版はこのまま販売継続
デベロッパーのMega Cat Studiosは8月8日、人気ホラーゲーム『Five Nights at Freddy’s』(以下、FNAF)の新作『Five Nights at Freddy’s : Into The Pit』を国内Nintendo Switch/PC(Steam)向けに発売。本作は北米時間の8月8日(つまり日本時間の8月9日)に全世界同時リリース予定だったが、前倒しでの発売となった。
しかし、国内Nintendo Switchを含むコンソール版については“そもそも発売日が未定だった”ようで、本稿執筆時点では配信中止となっている。今月中に改めて発売となるようだ。
『Five Nights at Freddy’s : Into The Pit』は、デベロッパーのMega Cat Studiosが制作したアドベンチャーゲームだ。主人公であるオズワルドは刺激を求めて廃墟となったピザ屋を探索していたところ、ひょんなことから過去にタイムスリップをしてしまい、ピザ屋のアニマトロニクス達に襲われてしまう。
襲撃してくるアニマトロニクス達から逃れつつ、過去や現在を行き来して、主人公自身や主人公の身の回りの人物を救うための手がかりを探していくといった、謎解きやパズル、切迫感のある恐怖体験が盛り込まれた内容となる。なおゲーム内は日本語に対応している。
本来、本作は北米時間の8月8日(つまり日本時間の8月9日)に全世界同時リリース予定とされていた。一方でなぜか日本時間8月8日早朝に日本向けNintendo Switch版が先行して発売された(関連記事)。これを受けてPC(Steam)版の発売も前倒しとなり、8月8日の発売となった。
ユーザーからは時差の関係で設定ミスをしてしまったのではないかといった推測が投じられていた。一方でMega Cat Studiosはその後声明を投稿。そもそも“Nintendo Switch版の発売日自体が設定ミスだった”とみられることが明らかになった。
上記のポストによれば、『Five Nights at Freddy’s : Into The Pit』のコンソール版の発売日は「今月中」を予定しているという。つまりそもそもNintendo Switch版の発売予定日は北米時間の8月8日ですらなかったようだ。そして、本作はダウンロード販売のみとされていたが、コレクターや熱心なファンのため、コンソール版はパッケージでの販売も検討しているとのことだ。
つまり、今回の『Five Nights at Freddy’s : Into The Pit』の日本向けNintendo Switch版フライング配信の背景には、時差ではなくそもそも「日本向けNintendo Switch版の販売日のみを間違って設定してしまっていた」といった事情があったようだ。『Five Nights at Freddy’s : Into The Pit』Nintendo Switch版の国内ストアページも現在非公開となっている。
とはいえそれはそれとして結果的に『Five Nights at Freddy’s : Into The Pit』のPC(Steam)版は1日早く発売された形となる。10周年記念アカウントでも、日本向けNintendo Switch版の先行発売によって、予定よりも1日早く配信を開始するという案内をポストしている。PC(Steam)版の発売を心待ちにしていたユーザーからしてみれば、棚からぼたもちといったところだろう。
なお『FNAF』シリーズは10周年の節目を迎えたが、これからも実写映画新作、ゲームシリーズ新作など、さまざまな展開がされていくそうだ。シリーズやファンコミュニティのさらなる盛り上がりにも注目していきたい。
『Five Nights at Freddy’s : Into The Pit』は、PC(Steam)で配信中。価格は税込2300円だ。またPS5/PS4/Xbox Series X|S/Xbox One/Nintendo Switch向けには今月中の配信となる見込み。