Switchで突如配信停止のPC-9801版『フレイ』『ブランディッシュ リニューアル 』販売元、「MEG-DOS」の無断利用について謝罪。「MEG-DOS」権利元エムツーとは“前向きな協議”を実施
D4エンタープライズは8月28日、「MEG-DOS」の権利関係および今後の体制について、エムツーの代表取締役・堀井直樹氏と前向きな協議をおこなったと報告した。

D4エンタープライズは8月28日、「MEG-DOS」の権利関係および今後の体制について、エムツーの代表取締役・堀井直樹氏と前向きな協議をおこなったと報告した。同社の『EGGコンソール フレイ PC-9801』と『EGGコンソール ブランディッシュ リニューアル PC-9801』が、先日配信停止されたことに関連した動きと思われる。
同社は先日8月26日、Nintendo Switch向けにリリースしたばかりだった『EGGコンソール フレイ PC-9801』と『EGGコンソール ブランディッシュ リニューアル PC-9801』を突如配信停止に。理由は明らかにされなかったが、一部ではゲームの動作にかかわるMS-DOS関連の権利処理に不備があったのではと推測されていた(関連記事)。
今回の発表にて言及された「MEG-DOS」は、マイクロソフトが手がけた「MS-DOS」の互換OSだ。株式会社エス・ピー・エスが開発し、その後エムツーに権利が譲渡されている。D4エンタープライズは、故意ではないが無断利用をしていたとし謝罪した。先述した両作品にMEG-DOSが使用されていることが分かり配信停止にし、権利元のエムツーに協議を申し入れたという経緯だったのかもしれない。
D4エンタープライズとエムツーは、MEG-DOSの権利関係および今後の体制について前向きな協議をおこなったとのこと。今後のクラシックゲームの復刻や、『EGGコンソール フレイ PC-9801』と『EGGコンソール ブランディッシュ リニューアル PC-9801』の配信再開に良い影響が及ぶことが期待される。