江戸箱庭・憑依アクション『雨魂 – AMEDAMA –』Nintendo Switchにて11月21日発売へ。人や“動物”に憑りつきながら7日間のループを繰り返し、さらわれた妹を救う

Steam版のスクリーンショット

イザナギゲームズは8月8日、『雨魂 – AMEDAMA –』Nintendo Switch版を11月21日に発売すると発表した。本作はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。

本作は箱庭型・憑依アクションアドベンチャーゲームだ。本作の舞台は江戸時代の末期の藍浜と呼ばれる地。主人公・ゆうしんはある雨の夜、妹・ゆいと営む番傘屋に襲来した謎の男たちに殺されてしまう。魂だけとなった主人公が気がつくと妹は連れ去られており、自身の亡骸だけが残されていた。死にきれない主人公は魂が消えてしまうまでの7日間、他人の肉体を乗っ取りながら妹の救出を目指す。


本作では憑依によってさまざまなキャラを操作可能。憑依したキャラごとに戦闘スタイルなどが変化し、戦闘相手なども変わる。さらに主人公は剣術・雨雪転晴流の使い手であり、強力なカウンター「霧雨返し」を繰り出せる。憑依したキャラごとのアクションと雨雪転晴流を織り交ぜつつ、敵と戦うのだ。

また本作でプレイヤーは、雨の降る江戸の街にて7日間の輪廻を繰り返すことになる。7日間の中では、主人公が介入した出来事や、会話した相手によってストーリーが分岐。7日間を何度も体験することで、陰謀に立ち向かっていく。

本作は3月22日にPC(Steam)にて早期アクセス配信開始。大型アップデートにより4種類の難易度選択機能のほか、サブクエストにあたる「成仏クエスト」などが実装されてきた。そしてこのたびNintendo Switch版が11月21日に発売されることが発表。本稿執筆時点で正式リリースとなるかどうかは明かされていないものの、コンソール向けにも展開されるかたちだ。

*Steam版のスクリーンショット

ちなみに本作Steam版は本稿執筆時点で33件のユーザーレビューを集め、うち87%が好評とする「好評」ステータスを得ている。ドット絵で美しく描かれる雨の江戸の情景や、さまざまなキャラに憑依できる特徴的なシステムなどが評価を獲得。また7日間を“ループ”しながら攻略していくプロセスの完成度なども評価を受けている。

本作は、国内のゲーム開発会社アクワイアが企画、イザナギゲームズが開発・販売を担当している。キャラクターデザインは『Fate/Grand Order』の岡田以蔵などを手がけたイラストレーターのlack氏。音楽は『モンスターハンター』シリーズなどに携わってきた小見山優子氏が担当している。実績あるクリエイターも携わるアート・音楽面も注目ポイントだろう。

雨魂 – AMEDAMA –』はPC(Steam)向けに早期アクセス配信中。Nintendo Switch向けに11月21日発売予定だ。またパッケージ版も同日発売予定。店舗ごとの数量限定オリジナル特典のほか、豪華アイテムがセットになった限定版も販売される。詳細は公式サイトを確認されたい。