“日本初逮捕のNintendo Switch改造業者”に有罪判決下る、執行猶予は3年。基板に改造パーツを溶接して販売、商標法違反などの罪により

高知地裁は4月14日、Nintendo Switchを不正に改造しインターネットで販売した男に執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。

高知地裁は4月14日、Nintendo Switchを不正に改造しインターネットで販売した男に執行猶予付きの有罪判決を言い渡した。高知放送などが伝えている。

今回有罪判決を受けたのは、茨城県龍ヶ崎市の58歳の男性だ。被告は昨年3月、中古で購入したNintendo Switchの基板に改造パーツを溶接し、海賊版ゲームソフトを起動できるようにしたうえでフリマアプリで1台2万8000円で販売していたという。

そして高知県警に向けて2024年4月、不正に改造されたNintendo Switchが販売されているという情報提供があり、捜査が進められることに。被告は今年1月に逮捕され、Nintendo Switchの登録商標と類似の商標を付したまま販売譲渡し、任天堂の商標権を侵害したことなどから、商標法違反などの罪に問われていた(関連記事)。

このたび同被告に、執行猶予付きの有罪判決が言い渡された格好だ。被告はNintendo Switchの改造・販売業者としては日本国内で初の逮捕者であり、今回の判決によって初の有罪判決となった。判決としては懲役2年、執行猶予3年で罰金50万円が言い渡されたという。被告が判決を受け入れるかどうかも含めて、今後の動向は注目される。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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