思考実験でシュールに遊ぶゲーム『思考実験シミュレーター』Nintendo Switch版発表、4月17日配信へ。「トロッコ問題」などの難題大集合、しかしいろいろおかしい

ゲームラゲームズは4月3日、哲学的思考パズル『思考実験シミュレーター』のNintendo Switch版を4月17日に発売することを発表した。

パブリッシャーのゲームラゲームズは4月3日、哲学的思考パズル『思考実験シミュレーター』のNintendo Switch版を4月17日に発売することを発表した。日本語表示にも対応する。本作は昨年PC(Steam)版がリリースされており、今回新たにNintendo Switch向けにも配信されるかたちだ。

『思考実験シミュレーター』は、さまざまな「思考実験」をテーマにしたパズルゲームだ。思考実験とは、現実には起こりえないような問いの答えを頭の中で論理的に導く手法のこと。「シュレディンガーの猫」や「水槽の中の脳」などの有名なものから、知る人ぞ知るマニアックなものまで、多種多様な思考実験が登場する。哲学的な難題について楽しく学ぶことができる、ユーモアにあふれた作品だ。


本作の基本のモードとなる「ストーリーモード」にはおもに対話とプレイの2つのパートがあり、それらを交互に繰り返すことで進行していく。まず対話のパートでは、ニーチェ・アリストテレス・孔子らをはじめとする歴史上の哲学者たちの対話を通して、さまざまな思考実験について学ぶことができる。思考実験のあらましを説明するところから始まり、偉人たちが各々の考え方をぶつけ合う様子が描かれていく。哲学の事前知識がなくても、ゲームの中でどのような問いなのか理解できるように設計されているというわけだ。

その後、学んだ思考実験にまつわるプレイパートに移る。たとえば本作における最初のテーマは、かの有名な思考実験「トロッコ問題」となっている。「トロッコ問題」とは、制御を失ったトロッコのルート上にいる5人を救うために、分岐器を切り替えて別のルートにいる1人を犠牲にできるかといった問いだ。「トロッコ問題」のミニゲームにおいては、「パイナップル入りピザとパイナップル抜きピザ、どちらを救うか」といったコミカルな設定なども登場する。直前の哲学者たちの真面目な対話とは対照的にプレイパートはかなりシュールなものとなっており、そのギャップが本作の持ち味となっている。ゲームを通して、与えられた問いに対する自分なりの“答え”を導き出せるかもしれない。なお、対話を聞くことで開放した思考実験については、「シミュモード」にて後でプレイすることも可能だ。

HoHo Game Studioが開発を手がける本作は、昨年PC(Steam)版がリリース。日本では動画投稿者のレトルト氏がプレイしたことでも一時話題に。ユーザーレビューでは、難しい哲学のテーマを面白おかしく学ぶことのできる点が評価されているようだ。ほかにも、本作ではほとんどの効果音がナレーターのボイスでできており、手書きイラスト風のグラフィックと相まってゆるい雰囲気が生まれている。

なお、本作のパブリッシングをおこなうゲームラゲームズは、過去に『Dyson Sphere Program』や直近では『KARMA: The Dark World』など、中国ゲームスタジオ発の高評価インディー作品を多数手がけてきた。中国や日本を中心に全世界への展開を支援しているとのことで、日本国内向けのローカライズやコンソール展開も実施されているかたちだ。同社から今後どのような高評価タイトルがリリースされるかも注目される。

『思考実験シミュレーター』はNintendo Switch向けに4月17日発売予定。価格は税込800円で、リリース後1週間は10%オフで購入可能だ。また現在PC(Steam)版が配信されている。

Shion Kaneko
Shion Kaneko

夢中になりやすいのはオープンワールドゲーム。主に雪山に生息しています。

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