Nintendo Switch、3か月間でまだ「210万台」売り上げる。後継機種の“発表告知”後も根強く売れる


任天堂は8月2日、2025年3月期の第1四半期決算を発表した。4月から6月にかけての3か月間で、Nintendo Switchはすべてのモデルを合計して210万台の売上を記録したという。

決算発表によると、2025年3月期の第1四半期(2024年4月~6月)では、売上⾼は前年同期⽐46.5%減の2466億円、営業利益は70.6%減の545億円、経常利益は55.3%減の1134億円となった。前年第1四半期の2023年5月には『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』が発売され、非常に高い人気を博した。同作がハードウェア・ソフトウェアの販売を大きく牽引していたとされる前年と比較すると、今年の売上高・利益は減少に転じたようだ。


なお2025年3月期の第1四半期のハードウェア・ソフトウェアの販売台数としては、ハードウェアが通常モデル、および有機ELモデル、LiteのNintendo Switchの売上を合計して210万台。ソフトウェアが3064万本となった。いずれも前年同期と比べて約40%の減少となったものの、『ゼルダの伝説 ティアーズ オブ ザ キングダム』級のヒットタイトルがなかったことを踏まえると、粘り強い売上といえるかもしれない。

特にNintendo Switchは今年5月7日に、後継機種が今期中(2025年3月末まで)に発表されることが明かされていた。2017年3月の通常モデル発売から7周年を迎え後継機種発表を待つ中でも、210万台を売り上げた点は注目されるだろう。

ちなみにソフトウェアでのミリオンセラータイトルは3本とされ、任天堂のタイトルからは『ペーパーマリオRPG』が176万本、『ルイージマンション2 HD』が119万本を売り上げたという。いずれもリメイク作品ながら、堅調な売上となったようだ。

なお6月におこなわれた「Nintendo Direct 2024.6.18」では、11月7日発売予定の『マリオ&ルイージRPG ブラザーシップ!』や、9月26日発売予定の『ゼルダの伝説 知恵のかりもの』などNintendo Switch向けの注目タイトルもさまざま発表された。Nintendo Switchがここから年末に向けてさらに売上を伸ばすかどうかも注目される。