Nintendo Switch 2では“最大まで充電しない”設定導入へ。バッテリーの劣化を軽減できる

任天堂は5月13日、公式アプリ「Nintendo Today!」にてNintendo Switch 2の最新情報を披露。Switch 2ではバッテリーの充電を約90%で停止できる設定が追加されるという。

任天堂は5月13日、公式アプリ「Nintendo Today!」にてNintendo Switch 2(以下、Switch 2)の最新情報を披露。Switch 2ではバッテリーの充電を約90%で停止できる設定が追加されるという。

Switch 2は、2017年3月3日に発売されたNintendo Switch(以下、Switch)の後継機種だ。携帯モードと、ドックに取り付けてのTVモードの両方で遊べる点など、 Switchの特性を引き継いでいる。一方でSwitch 2では、CPUやGPUの性能が大きく向上。画面は6.2インチから7.9インチに大きくなり、解像度は1080pに、対応フレームレートは120fpsに向上しているという。TVモードでは画面解像度1440p、および4Kでの出力にも対応する。


今回「Nintendo Today!」にて、そんなSwitch 2の新たな充電設定が紹介された。Switch 2では本体設定にて、「バッテリーの充電を約90%で停止」という設定項目が追加。最大容量まで充電されないため持続時間は短くなるものの、バッテリーの劣化を軽減できるという。映像では実際に充電がおこなわれる様子が披露されており、88%で充電がストップしていることが確認できる。

なおSwitch 2ではバッテリーに容量5220mAhのリチウムイオンバッテリーを採用。リチウムイオンバッテリーは100%まで頻繁に充電すると劣化が早まりやすいことで知られている。そのためスマートフォンなどでは、「充電の最適化」といった機能が用意されている。またValveのポータブルゲーミングPC「Steam Deck」でも、最近になってベータクライアントアップデートにて充電制限コントロール機能が試験的に実装された。

Switch 2でも、リチウムイオンバッテリーの寿命を延ばせるような機能が用意されている格好だ。Switch 2はSwitchと同じくドックを使用してTVモードでもプレイが可能であり、この際には充電状態となる。バッテリーがあまり減っていなくても充電されるタイミングが、スマートフォンなどよりも多いだろう。そうした際に最大まで充電されないことでバッテリーの劣化軽減が期待できる、嬉しい機能となりそうだ。

なおSwitch 2では遊ぶソフトによって時間が変わるとされるものの、バッテリーの持続時間は約2時間~6.5時間が目安となっている(関連記事)。約90%の充電設定を有効にした場合はこれよりも少し短めの時間となるだろう。特にバッテリーが減りやすい、負荷の大きいゲームはTVモードで遊ぶといった使い分けをしてみるのもいいかもしれない

Nintendo Switch 2は6月5日に発売予定だ。公式アプリ「Nintendo Today!」では今後も最新情報が伝えられていく見込みで、注目したい。

Hideaki Fujiwara
Hideaki Fujiwara

なんでも遊ぶ雑食ゲーマー。『Titanfall 2』が好きだったこともあり、『Apex Legends』はリリース当初から遊び続けています。

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